ホップ栽培/収穫
学生と共に自治体、周辺企業等とともにホップ生育から収穫を行い、生産者の立ち位置からプロジェクトに参加します。
2021年4月、神奈川大学みなとみらいキャンパスの6Fテラスにてホップ栽培を始めました。
この取り組みは、屋上緑化により都市開発が進むみなとみらい地区において発生しているヒートアイランド現象等の環境問題への取り組みに繋がるとともに、都市部における農業体験の機会創出、ビールイベントの開催等による賑わいの創出、地域コミュニティとの接点創出等を目指しています。
初年度である2021年度は本学職員が栽培管理を行い、完成するビールの味決め、ラベルデザインに関するワークショップを行いました。2022年度以降は、本学職員のみならず、本学学生、自治体、周辺企業とともに栽培管理を行い、みなとみらいキャンパスのみならず、横浜キャンパスにも拡大して実施しています。
学生と共に自治体、周辺企業等とともにホップ生育から収穫を行い、生産者の立ち位置からプロジェクトに参加します。
「若者のビール離れ」が叫ばれる中で、学生目線で飲むシーンを想像しながら「どのような味」「どのようなラベル」を考えながら商品開発やデザインを進めていきます。
実際にお店等で販売する事を想定して、どのような手法でどのようにアピールすれば 売れるのか、マーケティング等を考えながら説明資料やポップ作りなどを行います。
図らずも両キャンパスとも「大切な人」と一緒に飲むためのビール、というシーンを想定したワークが展開されました。 今回、株式会社トリプルアール(REVO BREWING)様のご協力により、初めてクラフトビールを横浜市内の一部飲食店(樽ビール)やコンビニエンスストア、リカーショップ(瓶ビール)で販売できたことで、学生のワークにチラシ制作とイベント会場でエンドユーザーに直接プロジェクトの概要やクラフトビールのコンセプトを説明するプロモーション活動が加わりました。
さらに新たなコンテンツとして、ビールの醸造課程で発生するモルト粕をみなとみらいキャンパス企業メンバーでもある株式会社kitafuku様のご協力で、アップサイクルペーパー(ビールの醸造過程で発生するモルト粕をCO2が発生する焼却処分を行なわず、技術開発により製造した紙)を使用したオリジナルコースターを製作、地球温暖化への配慮を意識した取組みを行いました。
また、今年度は両キャンパスとも新たに「地域」の方々にもご参加いただき、より多様な視点で取り組むことができました。
「家族や、親戚、仲間など大切な人と節目に笑顔で楽しく飲むためのビール」をコンセプトに「笑」をキーとしてビール名、ラベルデザインに反映しています。
酷暑の影響からか、ホップの実(毬花)がなかなか実らず、確保が厳しい状況でしたが、ホップを研究活動に活用している神奈川大学附属中・高等学校理科部から一部を提供してもらい、昨年並みの収穫量を確保できました。
感謝の気持ちを込め、ラベルデザインに「NAKAYAMA」の文字を入れました。
私がこのプロジェクトに参加したきっかけは、三島先生からのご推薦があったことと、就職活動に役立つ経験を積みたいと思ったからです。また、これまでビール作りに携わったことがなかったため、そのプロセスに興味を持ち、挑戦してみたいと思いました。
当初は、専門知識が必要だったり、複雑な工程が多いのではないかと少し不安に思っていました。しかし、実際にプロジェクトが始まってみると、やるべきことが明確に整理されており、思った以上に取り組みやすいものでした。作業自体もとても楽しく、仲間と協力しながら進めることで、新しい発見や学びがたくさんありました。
特に、ホップ一連の流れに携わる中で、ビール作りの奥深さを実感しました。さらに、普段何気なく売られているビールがどれほど多くの工夫と手間によって作られているかを知り、その価値を改めて感じることができました。
このプロジェクトを通じて、ただ作業をこなすだけでなく、新しい挑戦への興味や、チームで目標を達成する楽しさを再認識することができました。この経験は、今後の就職活動や社会での活動にも大いに役立つと感じています。
ホップを栽培する以外にも、神奈川大学の周辺にある企業の方々に協力していただき、栽培から販売まで神奈川県内ででき、販売できたことが地域に関われた経験になり良かった。
私はホップという植物に興味があることや、参加時に20歳を迎えていなかったことから、初めて飲むビールが、自分が携わったものだと良いなと思い参加しました。
自分たちで味やラベルを決めて、最終的に乾杯イベントでそのビールを飲むことができたので、特別な思い出になりました。
大学でホップの生育からビールの販売までできる貴重な機会でした。味決めやラベル決めでは様々な意見が出て、良いワークになりました。来年もやってみたいと思いました。
「ビール離れが進むZ世代でも友達など大切な人と初めてビールで乾杯する時に飲むビール」をコンセプトに、飲みやすくするために“後味をスッキリさせたLAGER”になりました。
ビールをクロスするように配置したうえで「Cheers!」で乾杯を強調。楽しそうな雰囲気を醸し出すとともに客船と波で港町横浜(=みなとみらいエリア)を想起させるデザインに仕上げました。
このプロジェクトを通して、身近で行っている環境への配慮を知ることができたり、周辺企業の方などと協力をして1つのことを成功させるという経験ができて本当に良かったと思っています。
参加した理由はホームページでこの活動を知り、栽培からラベル作り、販売までを行える事に珍しさと魅力を感じ是非やってみたいと思い参加しました。
参加してみて、ほんの一部だと思いますがビールの出来ていく過程を知ることができてとても面白かったです。このプロジェクトを通して様々な新たな経験ができたと思います。また機会があれば是非参加したいです。
前年も参加させていただき、とても楽しかったため今年も参加させていただきました。ビール販売では、自分たちで考えたコンセプトをお客さんに伝え、生の喜びや驚きの声を聞けてとても楽しかったです。
3年目を迎えた今年度は、横浜・みなとみらいキャンパス共に前年度の主旨を承継しつつ、横浜キャンパスは具体的に連携を想定。みなとみらいキャンパスは学生が直接「わたなべの浜ぶどう直販所」に連絡し、横浜ブランド「浜なし」の規格外を使用したフルーツエールを企画しました。
ビール名は両キャンパスともにサブネームで昨年との違いを表現。ラベルも前年度をベースに、カラー変更や特徴を加えたデザインにしました。
※本プロジェクトは学生がホップの栽培管理から成果品企画(何を作るか、味、ネーミング、ラベルベースデザイン)までを主導しています
地元連携を意識したネーミング、「友好・交流」を表現したラベルを承継しつつ、「JINDAI HOPPING WEIZEN 2023」のサブネームで差別化を図りました。
前回のネーミングとメインキャラクターの「ふくろう」を承継しつつ、「浜なし」をデザイン変更とサブネームの「2023Hama Poire」 で表現しています。
ホップ栽培プロジェクトは、2021年度に都市開発が進むみなとみらい地区において発生しているヒートアイランド現象等の環境課題へのSDGsの取り組み、アプリを使用した都市部における農業体験の機会創出・共有、イベントによる賑わいの創出、学内・地域コミュニティとの接点創出等を目的とし、トライアルとしてみなとみらいキャンパスで実施しました。
2022年度は横浜キャンパス、湘南ひらつかキャンパスを加え、みなとみらいキャンパスを含む3キャンパスで学生・教員・職員(みなとみらいキャンパスは周辺8企業・3団体を含む)が参加し、実施しました。
今後の地元連携を意識したネーミング、ラベルに仕上げました。六角橋商店街のアーケードの下で乾杯し、「友好・交流」を表現しています。
キャンパス最終年度を意識し感謝の気持ち、七夕まつりとキャンパス内外の景色で平塚の街とキャンパスを、フラスコのイラストで学部を表現しています。
前回のネーミングを踏襲しつつサブタイトルの「2022わだつみKölsch」で差別化。「知」の象徴、フクロウをベースに海と客船でみなとみらいを表現しています。
都市部における農業体験の機会創出、地域コミュニティとの接点創出等を主目的として神奈川大学みなとみらいキャンパスで2021年5月14日から、ホップ栽培プロジェクトがスタートしました。
都市開発が進むみなとみらい地区において発生しているヒートアイランド現象等の環境課題に対し、屋上緑化へも繋がる取り組みです。醸造するビールをどんなシーンで飲みたいか、についてのディスカッションが行われました。その結果を踏まえて、ビールの味とネーミングはオンライン上で募集~投票を行い、味は「PALE ALE」、ビール名は「PROUD BREW」に決定しました。2021年度は教職員が中心となりましたが、2022年度からは学生主体のプロジェクトとして進めます。
新型コロナウィルスの影響で学生が参加できず、「おいしいかながわプロジェクト」のクリエイターのご協力で4コンセプト、12ラベルデザインを制作頂き、投票の結果「ホップの有機的な曲線を意識して構成」したデザインが採用されました。また、投票時にはデザインになかった「カモメ」のイラストを追加して、「海=みなとみらい」のイメージを加えこのデザインになりました。