大学生として

大学生として[大人としてのふるまいを考えよう]

大学は個人の自主性を尊重し、自由が認められる場所です。しかし、自由が認められると言うことは皆さん一人ひとりの行動に「責任」が伴ってくることを忘れてはいけません。また、自由な行動は一般的なルールやマナー、モラルを守った上で認められる事が前提となります。だからこそ、大学生は社会的に「大人」として扱われるのです。
大学生として、社会とのつながりに目を向け、キャンパス内だけでなくキャンパス外においても大人としてのルールやマナー、そしてモラルを守り行動することを心掛けましょう。

各キャンパスに地域の方から寄せられる苦情のうち、多いものは以下のとおりです。

横浜キャンパス

  • 違法駐輪・駐車
    大学付近の路上・私有地にバイクや自転車を不法に駐輪する。近隣店舗に不法駐車する。
  • 通学マナー
    六角橋付近の通学路において横一列に広がって歩き、道を譲らない。
  • 騒音・ゴミ出し
    夜間に個人の居室で大声を出して歓談する。所定の曜日や集積所以外にゴミを廃棄する。
  • 喫煙マナー
    歩きタバコ・吸殻のポイ捨て・集団での喫煙行為。

みなとみらいキャンパス

  • 喫煙マナー
    歩きタバコ・吸殻のポイ捨て・集団での喫煙行為。
  • 違法駐輪・駐車
    大学付近の路上・私有地にバイクや自転車を不法に駐輪する。近隣店舗に不法駐車する。
  • 通学マナー
    キャンパス付近の通学路において横一列に広がって歩き、道を譲らない。

上記の事項以外にも数多くの苦情が寄せられています。神奈川大学の学生としての自覚を持ち、そのような行動を行わないように注意してください。

通学について

~許可された通学手段以外での通学は禁止です~

  1. 自動車・バイク(電動キックボード含む)、また、みなとみらいキャンパスでは自転車を加えた「車両通学」は禁止。なお、迷惑駐車・駐輪等の違法行為を確認した場合は警察へ通報などの措置を講じる
  2. 横浜キャンパスでの自転車駐輪は、学内の指定駐輪場以外は駐輪禁止
  3. 許可された通学手段以外の違反行為や違法行為については、学則等に基づく懲戒処分対象となる

本学は、学生の通学手段を徒歩もしくは電車・バス等の公共交通機関に限定しており、加えて横浜キャンパスのみ自転車通学を許可しています。
本学が公共交通機関を利用して通学できる環境にあること、また、横浜キャンパスは住宅地に立地、かつ幼稚園や小中学校も近辺にあり、みなとみらいキャンパスはビル群が林立する商業地区にあるため、敷地的に駐車場・駐輪場を設けられないこと、かつ、どちらも交通量が多く、交通事故の懸念があることから、許可された通学手段以外による通学は禁止としています。

~通学中のマナー、些細なことでも大きな迷惑~

キャプション

周りの目を意識して、最低限のモラルを心掛けよう

  1. 電車・バスの利用時に迷惑行為はしない
  2. 通学路を広がって歩かない
  3. 自動車やバイク通学の際は、最低限の運転マナーを意識する

大変残念なことに、本学には学生の通学中のマナー違反に関する苦情が多く寄せられています。主な内容として、電車の利用については乗車中に大声で会話する、座席を余分にとって座っている、乗車時に割込をする、通学路を広がって歩く、などが挙げられます。 皆さんに意識がなくても、周りの人が迷惑と感じれば、その行為は迷惑行為となります。公共機関の利用中や登下校の際は、自分が思っている以上に多くの人の目に触れていることを意識しましょう。特に大学名の記載されたジャージ、かばんなどを身につけている時は、ふるまいにより一層注意してください。

自転車ルールについて

~自転車に関するルールが厳格化されています~

  1. 自動車同様に自転車運転中のスマートフォン操作や画面の注視などの「ながら運転」は禁止。違反者には、懲役刑もしくは罰金刑が科され、さらに交通の危険を生じさせた場合はより厳しい処分となる
  2. 自動車・バイク、そして自転車の「飲酒運転」は極めて危険で悪質な犯罪。「飲酒運転」に関わる禁止事項は広範囲にわたり、自分自身はもちろん、飲酒運転の恐れがある者への車両の提供、飲酒を勧める行為、飲酒運転者への同乗依頼及び同乗する行為も禁止であり、罪に応じて懲役刑や罰金刑が科される
  3. 神奈川県内での自転車運転には、条例にて自転車損害賠償責任保険等の加入が義務付けられている。自転車事故の加害者に対して高額な損害賠償が請求された事例もあり、万一のときの被害者の速やかな救済、加害者の経済的負担を軽減するため、必ず保険に加入すること
  4. 全ての自転車運転者に対して、道路交通法でヘルメット着用が努力義務として定められており、交通事故の被害軽減のため、ヘルメットを着用すること

自転車による死亡・重傷事故の増加を背景に、道路交通法に新たな罰則規定が追加されるなど、自転車運転に関わるルールが厳格化されています。当然ながら、違法行為は処罰対象となり、知らないことを理由に逃れることはできません。自転車を運転する際は法令遵守のもと十分注意してください。

インターネット上でのマナー

~あなたの書き込みは、世界中に発信されます~

キャプション

意識しよう!情報を発信することのマナー

  1. 特定の個人や団体への誹謗・中傷は行わない
  2. 20歳未満の者の飲酒等、犯罪を連想させる書き込みや写真は厳禁
  3. 自分の書き込みに責任が伴うことを意識する

インターネットで発信した情報は世界中、誰でも見ることができ、その情報がデジタルコピーされてしまえば二度と消すことができません。特にX(旧Twitter)、Instagram、Facebook などで個人が特定できる情報を開示している場合には、学生本人( 個人)の責任だけではなく、大学の社会的責任も問われる事態となります。X(旧Twitter)、Instagram、Facebook などは友人同士だけの便利な連絡ツールではありません。世界中の誰もが見ることができることを念頭に置き、個人情報の安易な開示を行わないよう留意しましょう。
また、インターネット上に発信する内容については十分吟味し、20歳未満の者の飲酒を連想させるなどの犯罪及び社会的モラルを逸脱した内容や個人への誹謗中傷といった書き込みを決して行わないようにしてください。
自分が情報の発信者となることを自覚し、軽い気持ちで書き込んだものが、思いもよらない批判にさらされ、法的処分(犯罪行為)を下されることもあります。インターネット上に残った個人情報により、将来の進路や就職に悪影響を及ぼす可能性も考えられます。
インターネット上の情報発信には責任が伴うことを自覚し、発信する際には十分な注意を払ってください。

喫煙について

キャプション

喫煙者については、以下の迷惑行為を行わないでください!

  1. 歩きタバコ
  2. 吸殻のポイ捨て
  3. 喫煙可能な場所以外での喫煙

喫煙は周囲に対し健康上・精神衛生上の被害をもたらす有害な行為です。喫煙に起因する健康被害は重篤なものであり、特に受動喫煙による非喫煙者の健康被害は大きな社会問題となっています。喫煙や受動喫煙防止に関する法律が定められるなど、日本のみならず、国際的な潮流として世界各国で進んでいます。
このような状況から、本学ではスモークフリー(無煙化)推進宣言のもと関係法令を順守し、グローバル・スタンダードにあった受動喫煙のないキャンパスを目指し、学生が大学生活の中で喫煙習慣を身に付けないよう(喫煙者は“卒煙”して社会へ巣立っていけるよう)、学内での禁煙啓発・卒煙支援活動を組織的に推進します。

喫煙行為については、キャンパスで共に学ぶ在学生からも多くの改善要望が出ています!
学生生活を通して喫煙をしない健康な生活習慣を身に付け、生涯にわたり自らの健康状態に関心を持つよう心掛けていきましょう。

飲酒マナー

~20歳未満の者の飲酒は法律で禁止されています~

注意しよう!お酒のマナー

  1. 20歳未満の者の飲酒やイッキ飲みを、しない・させない・あおらない
  2. 飲み会等終了後、店の出入口や道路にたむろしない
  3. 自分の体質に合った、節度ある飲み方を心がける

20歳未満の者の飲酒は違法行為であるばかりではなく、心身に悪影響を及ぼします。20歳未満の者の飲酒を知りながら制止しないこと、酒類を提供することも違法行為となります。
また、新勧コンパ等でイッキ飲みを強要し、その人を死なせてしまった場合、飲ませた人は、刑法上の過失致死罪(刑法210 条)や傷害致死罪(刑法205 条)が成立する場合もあります。さらに、民事上の損害賠償として遺族に莫大な金額を請求されることもあります。更に、その場でイッキ飲みをあおった人にも、傷害現場助勢罪(刑法206 条)が成立してしまうことがあります。

また、コンパ等の終了後に、お店の玄関付近やコンビニ等でたむろする行為は近隣住民への騒音被害やその他の利用者への迷惑につながりますので注意しましょう。

生活騒音について

~みんなが快適な生活をするために~

キャプション

気をつけよう!周りへの迷惑

  1. 深夜に屋外や部屋の中では、大声での会話を控える
  2. テレビや音楽のボリュームを抑える
  3. 屋外での楽器の演奏をしない
  4. 自動車やバイクの排気音を上げない

上記の内容は、ほんの一例に過ぎません。
自分が生活している環境は、自分だけのものではなく、そこで生活する人全員の共有空間であることを忘れてはいけません。
特に、横浜キャンパスは住宅街の中に位置しています。騒音に限らず近隣の方々への配慮を忘れてはいけません。

ゴミ出しのマナー

~特に、一人暮らしを始めた方は必読です~

キャプション

ゴミ出しルールの厳守!

  1. 種別による分別ルールを守る
  2. 種別ごとの収集日を守る
  3. ゴミ出しは指定時間までに(回収後のゴミ出しはしない!)
  4. 個人情報の流出に注意!

自分が暮らす地域の一員として、近隣の方々に不快感を与えないように心掛けましょう。
ルールを守らない学生のゴミ出しによりゴミが収集されない等、地域の生活環境を悪化させる事例が多発しています。収集場所は収集日ごとに地域住民の方々が当番制で清掃されていることをよく理解し、ルールをよく確認して利用してください。
※分別区分や排出方法に従うことが条例により義務付けられており、ルールを守らない市民・事業者に対しては罰則が科されます。

ゴミを出す際は個人情報の流出に注意してください。個人が特定できる状態の通知書などが、ゴミ集積場所から大学に届けられたり、路上に投棄されたりする事例が発生しています。大学からの郵送物、各種DM、宅配便の伝票などは、シュレッダーにかける、あるいはハサミで細かく刻んでから捨てるなど個人が特定できる情報の扱いに注意しましょう。

詐欺について

詐欺の被害も目立ちます。町内会費と言ってお金をだまし取るものや、インターネット上のワンクリック詐欺などがあります。よく確認し、被害にあわないようにしましょう。

男女交際のマナー

自分では交際していると思っていてもストーカー行為となっていることが多くあります。恋人同士でもストーカーになり得ます。
男女交際は「相手が嫌がることをしない」のが基本です。以下のような行為はストーカー規制法に抵触する恐れがありますので注意しましょう。

  1. つきまとい、待ち伏せ、押しかけ、監視
  2. 面会・交際・復縁の強要
  3. 乱暴な言動(言葉の暴力、身体的な暴力)
  4. 短期間に連続してLINE、メールなどを送りつける
  5. 誹謗、中傷をメールやLINE で送りつける、SNS に書き込む
  6. 許可を得ないで相手の写真をSNS に掲載する

男女交際で困ったことがあったら、すぐに学生課に相談してください。