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2024.02.20

【内定者インタビュー】「海外」と「化学」を軸にワクワクできるシゴトを(工学研究科工学専攻 増田 峻也さん)

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【内定者インタビュー】

大手電子部品メーカー内定

増田 峻也さん(工学研究科工学専攻応用化学領域)

 

世界に向けて最新技術を発信する技術開発型企業の内定を獲得した増田峻也さん。「お世話になった人への感謝を忘れずに、選んだ場所で輝きたい」と話します。

 

 

 

逆算して取り組むことで「研究」と「就活」を両立

私は⼤学院進学を決める前に就職活動をしていました。その時の経験から就職活動は計画通りには進まないという感覚があったので、出来るだけ早くから取り掛かることを心掛けました。

最初に立てた目標は、年内までに⾃分の⽅向性(社会でやりたいこと、志望業界)を明確にすることです。そのために、まずは先入観を持たずに幅広く業界研究を行うこと(説明会参加、業界地図を購読)と自己分析に力を入れました。特に自己分析が大切で、“自分は社会でこういうことをしたい”や“こういう人生を歩みたい”という考えがベースにあるからこそ志望業界が絞れるのだと思います。

実際に取り組んだ例として、自分の特徴(強みや好みなど)を振り返り、幾つか思いついたら、その行動の背景を自分なりに掘り下げてみました。また、信頼する友人に自分の強みは何だと思う?と率直に質問してみることで客観的な分析も行いました。やや恥ずかしさはありましたが、意外と真剣に考えてくれることが多く、他者から見る自分の強みを知ることが出来て面白かったです。

年明けからは本選考期間に間に合うよう、企業を本格的に選び、企業研究や応募書類の作成、面接練習に力を入れました。

 

これまでの経験や思いをもとに自分の軸を見つける

自己分析を進める中で役立ったことは、大学1年生から習慣にしていた日記の存在です。改めて過去のページを読み返してみると、心が動いた瞬間などが綴られていて、忘れていた感情や出来事を思い出すことができました。

例えば、大学1年生の春休みにバックパッカーでベトナム、ラオス、中国を旅したこと、インドで海外インターンシップ研修をしたこと、大学院の学会で他大学院生と交流したことは、今の自分を形成する上で大きな経験になったと感じています。

自分と向き合う作業を重ねた結果、「海外」と「化学」というキーワードが大事だということに気づき、日系企業の中でも海外に影響力のある「電子部品業界」に興味を持つきっかけになりました。私が就職活動で一番重視した点は、仕事内容です。選択や判断を迫られた時には必ず、自分自身に「ワクワクするか、熱中できるか」と問いかけるようにしました。

後輩想いの卒業生が前進する力をくれた

就職活動は、先生方や就職課の就職アドバイザー、先輩など信頼できる人の存在があったからこそ乗り切ることができました。例えば、的確なアドバイスや指摘をしてくれる研究室の先生には、書類添削でお世話になりました。最初は、「図々しいかな」と思い、遠慮もしたのですが、勇気を出してお願いしてよかったと思っています。

また、一番うれしかったことは、信頼できる卒業生と出会えたことです。ある企業の選考の場で、父親に近い年齢の大先輩とつながることができました。とても親身に話を聞いてくださり、書類添削や面接練習も協力してくれました。私にとって卒業生は、モチベーションを高めてくれる存在でした。10年、20年後、私もどこかで後輩に出会う機会があれば、「力になってあげたい!」という気持ちになりました。

卒業後は、これまでお世話になった人たちへの感謝を忘れずに、自分が選択した場所で輝けるように邁進していきたいと思っています。自分の行動や決断にしっかりと責任を持てる社会人になりたいです。

◆いつの時期に何をしたチャート◆

大学院・前期課程1年生(2022年)

大学院・前期課程2年生(2023年)

内定先に興味を持ったきっかけ・決め手

世界に発信し、影響力のある仕事ができることを実感したからです。最後は内定先の企業へ何度も足を運び、社員の意見にしっかり耳を傾けてくれる社風で、入社後をイメージすることができたため決定しました。