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2017.10.25

工学部 三浦正義特別助教の研究課題が「第33回マツダ研究助成奨励賞」を受賞しました

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工学部 三浦正義特別助教の研究「自励振動ヒートパイプにおける液柱往復振動に伴い流路内に形成される液膜に関する研究」が、公益財団法人マツダ財団の主催する「第33回マツダ研究助成-科学技術振興関係-」に採択されました。さらに、三浦特別助教は本研究において「マツダ研究助成奨励賞」を受賞しました。

本助成は、現在ならびに将来にわたって解決が求められている、科学技術に関する基礎研究および応用研究に対する助成です。
その中でも研究助成奨励賞は、財団の設立30周年を記念して2014年度より新設され、科学技術振興関係の助成対象の中から若手研究者を主たる対象とし、選考委員会が特に優れた研究であるとみなした研究4件に対して授与されるものです。

高効率な次世代熱輸送デバイスとして注目されている自励振動ヒートパイプの熱輸送性能は、流路内壁に形成される液膜の影響を受けますがその挙動は十分に解明されていません。三浦特別助教の研究は、液膜挙動の詳細な可視化や定量計測を行い、それに基づいて高精度な液膜モデルを構築するもので、熱輸送性能の正確な予測が期待されます。自励振動ヒートパイプの実用化に向けて大きく貢献する見通しのある研究内容が評価され、今回の受賞に至りました。

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