多様な視点から情報技術を学び、新たな時代のニーズに応える

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情報学部での学びを「自動運転の実現」を例に説明してみましょう。


まず、自動運転を行うためのプログラミングは計算機科学科で学ぶ、コンピュータサイエンス、プログラミングの技術が基本となります。さまざまな条件下で目的地まで安全に走行するためには、膨大な情報処理に対する効率的なアルゴリズムと間違いなく実行するプログラムが鍵となります。


多くの自動車が行き交う中で、事故や渋滞を起こすことなく自動運転を円滑に行うためには、自動車単体ではなく信号の制御や道路の状況など多くの交通に関係する情報を分析する必要があります。まさに先端情報領域プログラムで身につけることができる、ビッグデータを取り扱うデータセントリックな方法が重要な役割を担います。


こうして得たデータ分析結果をもとに、自動運転を社会の一部として運用するため、AIなどを活用したシミュレーションを通してのさまざまな課題を解決する手段として、システム数理学科で学べる数理モデリングの考え方が必要になります。
課題から導き出された施策は交通システムの構築へと落とし込まれ、自動運転のプログラミングにもフィードバックされていきます。


このように情報学部ではそれぞれの分野の学びが相互に関係し合いながら、よりよい共創社会の創出に貢献することができる人材を育成しています。