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2016.07.07
このたび、本学工学部 物質生命化学科の井川 学 教授が日本海水学会の学会賞を受賞しました。
本賞は「分離膜」の化学に関する研究の成果および、日本海水学会への多大な貢献に対して表彰されたものです。
井川教授の「分離膜」の化学に関する研究は、海水淡水化に用いられる逆浸透膜の研究に始まり、約40年にわたりその成果を着実に積み重ねてきました。最近では複数の膜や吸着剤を利用し、アミノ酸やホルムアルデヒドを選択的に透過させたり、対象から放射性物質を取り除く研究にも取り組んでいます。
長年、膜を用いた分離技術の発展に尽力してきた井川教授は、「学生時代に初めて学会発表を行ったのが日本海水学会であり、そこから私の研究人生が始まりました。そんな思い入れの強い学会において、このような賞を頂けることを非常にうれしく思います。」とコメントしました。