Otake Hirokazu

大竹 弘和 教授

所属
人間科学部
人間科学科
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Profile

出身地/東京都新宿区
生年/1955年6月18日
血液型/A型
家族構成/同居(妻・息子)、娘は結婚
趣味/恥ずかしながら、これと言った趣味はありません
子供の頃の夢/東京オリンピックでアベベ選手の雄姿を見て、マラソン選手になりたいと思いました
愛読書/幕末から明治を舞台にした小説、特に司馬遼太郎氏の著書
尊敬する人/人生の中で出会った方で、尊敬する人はたくさんいます。歴史上の人物では坂本龍馬です
休日の過ごし方/講演や調査、会議などで土・日曜は全国を飛び回っています。あえて休日として楽しむのは、孫と遊ぶこと
好きな映画/「ダイハード」「ターミネーター」(過激なぶち壊し系の映画)
好きな音楽/ゆっくりと音楽を聴く時間はありませんが、運転中にジャズが流れてくると爽やかな気持ちになります
好きなTV番組/ニュース番組、K-1やプライドなどの格闘技系
好きな著名人/永六輔、小沢昭一
好きな食べ物/ラーメン、お寿司
好きな国/オーストラリア

選手やコーチだけがスポーツの仕事ではありません。 “スポーツ産業”の可能性は無限に広がっています。

スポーツが個人や社会に与える Benefit

人は一生を通して、スポーツとは切っても切れない関係にあります。赤ちゃんが立ち上がって歩き始めることもスポーツの一つだし、成長期には、骨格が形成され、バランス感覚が養われるなど、スポーツは絶対に欠かせません。中学~高校時代は、一つのスポーツに打ち込むことで、努力や忍耐、達成感を学びます。社会に出ると、ストレス解消や人とのコミュニケーションのため、ゴルフなどを始める人も多く、高齢になると、生活習慣病の予防や治療のために、ウォーキングを始める人も多いでしょう。このように多くの人は、生涯にわたってスポーツと関わっているのです。
スポーツから与えられるもの、これを Benefit(恩恵)と言いますが、それには大きく分けて二つあります。まず一つは“個人に与えられる Benefit”です。例えばフルマラソンに出場し、とても苦しい思いをして完走したときの達成感や爽快感などがこれ。体が鍛えられて健康になる、というのも同じです。二つめは“社会に与えるBenefit”です。オリンピックやワールドカップなど世界大会の開催が、国家間の交流や世界平和維持の一助となっていることは言うまでもありません。また、もっと身近なところでも、子供がサッカーチームに入ったことで親同士の交流が始まるなど、地域社会の中でスポーツを媒体としたコミュニケーションが生まれるケースも数多く、これも社会に与える Benefit です。

“スポーツの特性を学んだ企業人”を育てたい

こういった文化的価値があると同時に、スポーツは大きな産業でもあります。その枠組みとして、フィットネスクラブなどサービスを提供する産業、用品を製造・販売する産業、施設や空間を提供する産業、という三つの柱がありますが、今、公共施設の経営が大きな市場へと変化しています。公共施設は、これまで国や地方自治体が莫大な費用をかけて管理運営していましたが、2003年の自治法の改正によって、民間業者や住民組織の参画が可能になりました。民間の手が入り競争が生まれれば、例えば「もっと町づくりに役立つような多角的な運営ができないか」など、新しい視点から見たプランが次々に出てきて活性化します。
私は教育委員会に20年勤めたのち、シンクタンクの会社を起こして、主にこの新しい市場をマネジメントする仕事をしてきました。その経験を生かして、神奈川大学では“スポーツの特性を学んだ企業人”を育てたいと思っています。スポーツを媒体にした職業は選手やコーチだけではありません。公共施設のマネジメントも然りですし、一般企業もスポーツに大きな価値を見い出しています。まさに、スポーツを媒体として活躍できるチャンスは、無限大です。スポーツを愛する学生の皆さん、スポーツの普及・振興のため共に学びましょう。

Photos

  • スポーツ産業のマネジメントに関する講演や調査、会議などで、年中全国を飛び回っている。その際、いつも持ち歩いている愛用の革の鞄

  • 今年出版した編著書『実践・指定管理者 モニタリング導入のすべて』(ぎょうせい)。公共施設の管理運営を民間に委託する場合、行政がその内容を監視(モニタリング)することが再重要である、と説いたもの

SDGsの取組み

地域課題

SDGs・地域課題について

スポーツの普及・振興のため、スポーツの特性を学んだ企業人を育てる取り組みを行っています。

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