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2016.11.28
本学工学部機械工学科 高野 敦 准教授を中心にハイブリッドロケットの開発・製作に取り組んでいる高野研究室の開発チームが、2016年12月2日(金)~4日(日)の3日間にわたって、東京都大島町差木地近隣広場において、ロケットの打ち上げ実験を行います。
燃料に固体樹脂、酸化剤に液体を使用するハイブリッドロケットは、火薬を使用しないため、安全性が高く従来の固体ロケットよりも性能が高いことから次世代のロケットとして注目され、超小型衛星の打ち上げ用に研究が進められています。
本機体は、新たに開発した「カーボン繊維強化軽量ハイブリッドロケットエンジン」を搭載した打ち上げ実験となります。
今回のエンジンは、軽量かつ今までのエンジンと同程度の推力を目指し、開発されたエンジンです。燃焼試験で成功を収めたエンジンですので、高度4kmまで到達させることを目標にしています。
また将来の衛星打ち上げを目指して、フェアリング分離機構を含めた二段式機構の技術実証を行うことと、パラシュートを展開して、ロケットを安全に着水させることで機体及びデータを回収することも目標としています。