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2016.08.26
このたび、工学部機械工学科の中尾 陽一教授、林 晃生助教、機械工学専攻 博士前期課程 2年の柴田 悟史さん、同専攻1年の矢口 翔さん(ともに中尾研究室)の研究「高速高剛性水静圧スピンドル開発を目的にした熱的安定化設計」が、平成27年度第37次工作機械技術振興賞奨励賞を受賞しました。
「工作機械技術振興賞」は、公益財団法人 工作機械技術振興財団が、大学・高専・公的研究機関および企業の研究者などを対象に、工作機械の発展・進歩に大きな貢献が期待できる独創的な論文に対し、表彰するものです。
柴田さんたちは、超精密工作機械の心臓部ともいえるスピンドル(精密回転装置)を研究しており、静圧軸受に水を使用することでスピンドルの精度を高め、より高速に、かつ装置から発生した熱を抑えることのできる「高速高剛性水静圧スピンドル」の開発を目指しています。
受賞に際して柴田さん・矢口さんは「このたびは名誉ある賞を賜り、大変光栄に思います。このスピンドルの開発は、これまで長い間、中尾研究室で研究してきたもので、今後は実際に機械として形にしていくことが楽しみです」とコメントしました。