日本のお正月の風景の一つとしてなじみ深いものに、青空の下で凧を揚げる子供の姿があります。今ではあまり見ない風景になってしまいましたが、凧揚げは日本の伝統的な遊びとして伝えられてきました。凧は子供の玩具であると同時に、まじないや魔除けなどの民間信仰や華やかな江戸の文化とも深く結びついています。
今回の展示では日本各地で作られた郷土色を反映した凧の図柄や、凧の説明が記された江戸時代の百科事典、江戸、明治期の書物に描かれた凧揚げの風景などを紹介しています。
子供の玩具である凧を通して、子の健やかな成長を願う庶民の心や美しい日本の伝統を感じ取る事ができるのではないでしょうか。
展示期間 |
2016年1月7日(木)~2月中旬 |
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場所 |
神奈川大学図書館(横浜キャンパス15号館) 1階 展示コーナー |
展示の様子



