フランス語

Bonjour! フランス語へようこそ!!

「ボンジュール」くらいしか知らないまま、フランス語を履修しました。発音は英語より簡単だし、聞き慣れた言葉がどんどん出てきます。だから初心者の自分でも順調にフランス語になじめていけました。そして何よりフランス語をしゃべることができたらとてもカッコイイです。一番やりがいのある語学だと思います。
(先輩の感想より)

クレーム・ブリュレはフランス語で「焦がしたクリーム」の意味

フランス語について、どのようなイメージを持っていますか?難しい?じつは先輩も言っているように、発音も文法も規則的で例外が少ないぶん、英語よりやさしいかもしれません。大学で初めて出会う新しい言語なので、誰でもゼロからのスタートです。それでいて、フランス語は私たちの生活の中にけっこう入りこんでいる言語です。料理やお菓子の名前、ファッション、芸術を語る言葉もフランス語由来のものが少なくありません。

なぜフランス語をとろうと思った?

パリのリュクサンブール公園
  • 姉がフランス語を勉強していて、二人で話せたら楽しくなると思ったから
  • 国際ボランティアをしたく、アフリカで役に立つような言語を勉強したかった
  • パリ・サンジェルマンが結構好きだから
  • 「のだめ」の影響と、吹奏楽部でフランスの曲を演奏したのがきっかけ

いろいろな理由で先輩たちもフランス語をとったようですね。第一印象としてフランス語は、ファッションやグルメなどの分野で接することが多いせいか、文化、芸術などでしか使われないイメージがあるかもしれません。

しかしフランスはEUの中心的な役割を担い、世界経済のなかで存在感を示しています。フランス語を使ってビジネスというのも、勉強する理由になるのです。

フランス語を話す人は?

パリのセーヌ川

では、フランス語を話すのは誰でしょうか?フランスにいる人?それだけではありません。

まず、かつてフランスの植民地であったアフリカの国の人々です。フランス語はアフリカにビジネスや人道支援に行く人の必須の言語とも言われるほどです。アフリカに興味があるからフランス語を勉強するという選択もよく見られます。ベルギーやスイス、カナダのケベックなどでも使われています。
フランス語は、英語にならぶ国際公用語のひとつであり、世界50カ国以上で使用され、フランス語を使用する人は2億人を超えます!

フランス人以外にも多くの人々が、フランス語を使ってコミュニケーションをし、自分たちの生活や文化を営んでいます。フランス語圏の多様性に触れるのも、フランス語を勉強する楽しみの一つです。

多様な世界を知るために!

リヨンのソーヌ川に架かる橋。
リヨンは神大の留学先の一つです。

フランス語を通して,アメリカとはかなり異なるヨーロッパの考え方や,アフリカへの視点を獲得すること――,世界に対するもう一つの見方を,フランス語を勉強することで手に入れることができます。
フランスだけ見ても、現在のフランスは移民と共存する社会であり,葛藤を抱えつつ,とことんまで議論することで理想の社会を模索している段階と言えます。

このような「リアルな」フランスを見ていくことは,大げさではなく,これからの日本を考える上でも重要です。
フランス語を学ぶ意義はここにあります。新しい世界をのぞきに、フランス語にチャレンジしてみてください!

(国際日本学部 熊谷 謙介 教授)