北米への留学 「挑戦と達成-アメリカでの9ヶ月間-」アジア圏への留学 「台湾留学で得た勇気と成長」イギリスへの留学 「留学の楽しさと成長」12 私が留学に挑戦しようと思ったきっかけは、大学1年生の英語の授業でした。友人と自分の英語力の差を目の当たりにし、卒業するまでに2つの目標をたてました。1つ目は留学に行くこと、2つ目はひとつの指標として1年生の時から受け続けているTOEICで850点以上をとることでした。留学に行くことで英語力の向上を目指していたのはもちろん、日本でしか暮らしたことのない自分の価値観や引っ込み思案な性格を変えたいと思っていました。アメリカでの生活は想像していた以上に大変なことがたくさんありました。環境の変化や疲れで頻繁に体調をくずしたり、授業の内容が難しくて学校に行くのが嫌になったりもしました。しかし、一人で何とかするのではなく、友達や先生、現地の国際センターの方にたくさん助けてもらい、学業の面ではなんとか単位を落とすことなく終えることができました。生活面では、新しいことに挑戦したり、現地の生活や文化を学ぼうとする姿勢を大切にしたりしました。友達に誘われたらなるべく参加し、アメリカ独自の文化でもあるサンクスギビングも、実際に友達の家にお邪魔して楽しみました。また、特に印象に残っているのは、日本とはまったく違う祝日の過ごし方です。クリスマスは親戚がたくさん集まり、母方の家にも、父方の家にも行きます。逆にお正月はカウントダウンをして終わりで、日本と違う文化があり面白かったです。アメリカは大きな国で、様々な文化的背景を持った人々が暮らしています。多文化社会や多文化共生にも興味があったので、アメリカに9ヶ月も滞在することができたのは人生におい 私は3年生の前学期に台湾に半年間留学していました。とてもあっという間でしたが、台湾で過ごした4ヶ月間は人生で最も勇敢になり、様々な価値観や考え方に触れることができた大切な時間でした。 私は、日本と観光面において関係の深い台湾社会に興味を持ったことと、3年間学んできた中国語の能力をさらに伸ばしたいと思ったことから台湾への留学を決めました。留学中は学内寮で台湾人のルームメイト2人と共同生活をしながら、英語で開講される観光学の授業や、留学生向けの中国語の語学授業を履修していました。初めての経験だらけで不安な気持ちもありましたが、様々な人との「関わり」を大切にしていくことで、周りの人と支え合いながら成長できました。 観光学を学ぶ中では、日本で学んだことのなかった内容を様々な国籍の学生と意見を交わしながら学び、自分の視野を広げることができました。しかし、初めのころは相手に意見をうまく伝えられず誤解が生まれ、悔しい思いをすることも沢山ありました。そこで授業では周りの学生に積極的に話しかけたり、授業外では交流の場に積極的に参加したりして沢山の人と知り合い交流を深めました。そうしているうちに気づけば相手とスムーズに意見を交わし、喜怒哀楽を共有できるようになっていました。一生の友人や思い出も沢山できました。 また留学全体を振り返り、私は「失敗を恐れずに挑戦できること」と「目標に向かっ イギリスでの留学経験を通じて、私は多くの刺激と学びを得ることが出来ました。日本とは違う文化や考え方の違いを理解することは簡単なことではありませんでしたが、自分の成長に繋がり視野が広がったと感じています。 留学先では国際政治を専攻しており、日本での勉強ではあまり触れることのなかった話題や授業形式を体験することが出来ました。普段のディスカッションの中でも、自分とは違うバックグラウンドを持つ友人からの意見はとても新鮮で興味深いものでした。また、授業の中で行われた模擬国連は私にとって大きな刺激になりました。割り振られた国の過去の主張をもとにその国の立場での議論を行うため、自分とは違う価値や判断の基準で主張しなければならず、他の視点から物事を見るとはどういうことかを学ぶ、とても良い機会になりました。 留学期間は、現地の大学が斡旋した寮に滞在していました。国による食文化の違いだけでなく、ベジタリアンや宗教によって食べるものが全く異なることや、それぞれの国の文化の違いを共同生活の中で実感することが出来ました。寮での共同生活は、トラブルや問題を通じて問題解決能力を養い、相手への伝え方を考える良い機会であったと思っています。 語学力に関して不安を抱えている方も多いかと思いますが、完璧な英語にとらわれる必要はなく、話の内容や相手に伝える気持ちが重要だと感じました。留学先で出会う人アメリカ/ローワン大学 2023年秋派遣(2023年8月~2024年5月)台湾/淡江大学 2024年春派遣(2024年2月~2024年6月)イギリス/ヨーク・セント・ジョン大学 2023年秋派遣(2023年9月~2024年1月)て大きな経験だったと感じています。 アメリカでの生活は、想像以上に私の英語力の成長を助けてくれました。リスニング、リーディングに関してはTOEICで920点をとることができ、また、スピーキングにおいては、学科主催のスピーチコンテストに出場した際、審査員の方から発音や流暢さをほめていただきました。アメリカの大学の授業で培ったライティング力は、現在執筆している卒業論文に役立っています。 渡米する日、いろいろなことが不安で、飛行機に乗るまで涙をこらえるのに必死でした。しかし、9ヶ月間の留学生活を終え日本に帰国した日は、出国した日以上に涙が出たのを覚えています。達成感や安心感、それと同時に9ヶ月過ごした地への愛着もありました。確実に力をつけ、成長することができた期間でした。ぜひ、4年間という時間があるうちに留学に挑戦してみてほしいと思います。て一生懸命歩んでいく同志と出会えること」こそが留学ならではの大きな経験だと感じました。印象的であったのが、世界中から留学してきた学生と共に共通の目標をもって共に学んだことです。留学生向けに開講されていた中国語の授業では、アジア圏だけでなく欧米圏出身の留学生とも一緒に学んでいました。アジア圏出身の留学生は漢字の読みが得意で、欧米出身の留学生は聴きとりが得意だという印象が強かったです。そこで互いの得意な点を生かして教え合っていくことで苦手な部分を補いながら中国語の力を伸ばしていくことができました。母国語以外の言語を用いてコミュニケーションを図ろうと歩み寄り、和気あいあいと過ごした時間は今でも私の言語学習のモチベーションになっています。 帰国後の現在では、留学期間の4ヶ月と同様にあっという間に過ぎてしまう4年間の大学生活に対しても時間の制約を感じるようになり、一日一日を大切に、やりたいことに迷わず挑戦していきたいと思うことができています。留学期間を経て得られた、今を大切にして挑戦していく姿勢を今後も継続していきたいです。はネイティブだけではなく、アジア圏や他の欧州圏からの留学生ともたくさん出会います。みんなそれぞれの国のアクセントや母国語から来る話し方の癖を持っており正しい英語は無いに等しいので、物怖じせず積極的に関わることが大切です。また、大学や地域の団体で開催しているイベントに積極的に参加することで、新しい友人を作るきっかけにもなり、友人との思い出を作ることができました。 この留学は私にとって初めての海外経験でした。目にするものや経験することの全てが新しく、とても刺激的であっという間の 5ヶ月間でした。慣れない環境で苦労したこともありましたが、苦労があったからこそ、学習面・精神面共に成長することの出来た、充実した期間だったと確信しています。ぜひ留学を通じて多くの人と関わり、変化する自分を楽しんでみてほしいです。金子 琴美外国語学部英語英文学科 3年(2023年度)西川 美咲国際日本学部国際文化交流学科 3年(2024年度)新井 智香外国語学部英語英文学科 3年(2023年度)派遣交換留学体験談 先輩たちの声
元のページ ../index.html#12