日本文化に興味を持って触れ
学問的な視点でとらえる

みなさんは、日本の文化について、どこまで自分の言葉で伝えることができるでしょうか。
普段、目にしていたり、聞いたことがあったりする日本の文化について、実際にはその内容や歴史的背景までを、きちんと理解しているでしょうか。

日本文化学科では、日本語の特質を知り、日本文学を読み解き、それらの社会的背景を考えていきます。また、華道や茶道などの伝統文化体験、劇場や美術館でのアート鑑賞などを通して、日本文化を学問的な視点からとらえ直していきます。

興味の入り口は狭くても構いません。
大学での学びを通して、さまざまな日本文化に好奇心を持って触れることで、視野を広げるとともにその奥行きの深さも感じ取っていきましょう。

高校までの授業や受験勉強とは異なり、一つの正解を求めるのではなく、自ら問いを見つけながら学びを深めてください。
そのためには、好きな画集を見たり、映画や演劇を観たり、本を読んだりといったことも学びになります。どんなささいなことでも面白さを自分で見つけて、そこから興味を広げていきましょう。

街に出て感受性を磨き
体験を表現する力を身につける

日本文化学科が国際日本学部のなかに置かれている意味とは、何でしょうか。
それは、単に教室のなかだけで学ぶのではなく、海外に出てそこから日本を振り返ったり、街に出て、そこに息づく文化に触れたりするという体験的な学びを取り入れていることにあります。

日本文化についての専門性を持ったうえで、隣接する国際文化交流学科や歴史民俗学科の学びにも触れることで、広く豊かな教養を身につけることができるのも、国際日本学部ならではの特色です。

日本文化学科では、このような学びの成果をそのままに終わらせず、積極的に外部へと発信していくための高度な日本語能力、文章表現力を身につけることにより、幅広い分野で社会に貢献できる人材を育てていきます

日本文化学科の教員紹介、
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日本文化学科の特徴

Feature 1

日本語の運用能力を高め、日本語のプロに

文章表現や文献講読の演習などの科目を通して、日本語のプロとして活躍するための表現力や伝達力を身につけます。将来の進路は、シナリオライター、ジャーナリスト、日本語教員などがあります。

Feature 2

多方面からの学びで、日本文化を究める

本学科の学びのメインテーマは、日本文化を究めること。日本語や日本文学、舞台芸術、茶道や華道、食文化、宗教・思想、音楽、漫画・アニメなど、多方面から日本文化の魅力に鋭く迫ります。

Feature 3

日本文化をグローバルな感覚でとらえ直す

国際文化交流学科や歴史民俗学科との共通科目によって、総合的な学びを実現。国際的・歴史的な視野を広げ、海外でも注目される日本文化を理解し、多文化共生社会に貢献する人間を育成します。

Feature 4

実感重視のフィールドワークを積極的に展開

みなとみらいにある、博物館、美術館、劇場などへ実際に訪れ、さまざまなアート体験で感性を磨くフィールドワークも積極的に展開。机上で知識を得るだけでなく、体感スタイルの授業も充実しています。

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3つの分野

日本語学
「日本語学概論」「日本語表現法」「日本語文法論」などの科目を用意。
これらの授業で日本語の特質を深く理解し、ことばの面から日本文化をとらえます。
日本文学
近代文学、古典文学、文学史など、文学という側面から日本を分析。
多くの作品にふれ、日本文学を広く学ぶことで、日本文化の魅力に迫ります。
文化・表象
美術、芸能、音楽、ポップカルチャー、食、書道、工芸など…。
日本文化をより深く理解するために、身近で親しみやすいテーマを幅広く研究します。
発展科目
  • 出版メディアや放送メディア、観光文化、地域文化や文化交流についても学修。
  • 日本文化の活性化や、新たな創作・創造を担う人間の育成に主眼を置きます。

取得可能な資格・免許状

所定の科目の単位を修得することで卒業と同時に(または実務経験・国家試験合格を経て)資格などが得られる
  • 教員免許状(高校一種国語・中学一種国語)
  • 学芸員
  • 社会教育主事・社会教育士 ※
所定の科目の単位を修得し卒業することで一部試験、実習の免除が受けられる
  • 登録日本語教員