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成果をつかみたければ、アクションを起こす。大城 秀貴さん/矢崎総業株式会社/静岡県出身

成果をつかみたければ、アクションを起こす。大城 秀貴さん/矢崎総業株式会社/静岡県出身

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留学先で衝撃を受けた経験が、自分の“今”の軸になった。

「学びに対する姿勢がまったく違う」。アメリカ・カンザス大学への派遣交換留学を経験した私は、現地の学生の『起業学』の授業への取り組み方に衝撃を受けました。グループワークで新しいビジネスを提案する課題が出ると、彼らは5分ほどで年間売上や利益まで想定したプランを作ってしまう。私が付け焼き刃のアイデアを出しても「この事業の意味は?利益は出るのか?」とすぐに論破される。学生のうちから経営側の視点を持ち、主体的に考えて新しいものをつかみ取っていく彼らから学んだのは「自らアクションを起こさなければ、欲しい成果は得られない」ということ。その経験は、現在の仕事にも活きていると実感しています。
今は、損益管理部で海外の子会社・事業所から集まってくる財務情報をもとに問題点を見つけ出し改善につなげていく業務を担っています。担当地域は中国やインドなどのアジア諸国。財務諸表に表れる数字は企業活動が集約された結果なので、予算と実績の差を分析し、現地担当者とやり取りしながら課題を探る日々です。円滑に仕事を進めるためのアプローチは国ごとに異なりますが、そこでは留学時にさまざまなバックグラウンドを持つ人と出会い、お互いに納得できる着地点を探った経験が役立っています。共通することは、要求を一方的に突きつけるのではなく、現地と本社をつなぐという目的意識、つまり「現地をサポートする」という気持ちを大事にすること。そうすれば、こちらの依頼に快く応えてもらえる信頼関係を築けます。
財務・会計のスキルを磨き、数字から会社の問題点を見つけ、改善につなげていく。企業のアクションにつながる「攻めの管理会計」をすることが今後の目標です。

※内容はすべて取材当時のものです。

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