JINDAI CAREERS|神大OB・OGを定期的にご紹介。先輩たちのキャリアが、あなたの「道しるべ」になる。 JINDAI CAREERS

地元を拠点に広く社会の役に立つ研究に集中できる充実感。金子 玲那さん/KOA株式会社/長野県出身

地元を拠点に広く社会の役に立つ研究に集中できる充実感。金子 玲那さん/KOA株式会社/長野県出身

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行動することで不安を解消。明確な目標に向けて前進した神大時代。

入学当初から、卒業後はUターン就職したいと考えていました。キャンパスのある平塚も好きでしたが、地元の長野県には自然豊かな環境があり、家族や親しい人たちも住んでいる。一度地元を離れたからこそ、その価値に改めて気づき、大学で学んだ知識と技術を活用して地元に貢献したいという想いが強くなりました。
ただ、Uターンの就職活動に不安があったのも事実です。そこで就職課を訪れて地方企業についての情報収集のやり方を教わったり、就職塾に参加したりと、就職サポートをフル活用しました。そして出会ったのが現在勤務している会社です。地元に戻って働けることはもちろん、地域の活性化を使命とする会社の理念、電子部品という先端技術を扱いながら環境や人との調和を大切にする姿勢を知り、強く興味を引かれました。漠然としていた「地元に恩返しがしたい」という私の希望に、具体的な道が見えたように感じたのです。「働くなら、ぜひこの会社で」。そんな決意が芽生え、前向きに就職活動を進めることができました。

新しい素材をこの手で生み出すその難しさと楽しさと。

私の仕事は、電子部品に使われる「金属抵抗材料」の性能を上げることです。この利用価値を高めることで、日本の技術発展や新製品への活用も期待できる魅力ある研究です。しかしその道のりは、試作したデータを検証して次につながる可能性を見つけ出し、さらなる検証を繰り返すため、長期にわたって日夜努力を続けていくことが求められます。その際、何より重視するのがデータの信頼性です。試験の前提条件を整え、検出された数値は何重にもチェックして正確さを追求します。この部分をおろそかにしてしまうと、開発した金属の性能が不確実になる。そんな素材を使った部品を販売すれば技術者としての倫理観が問われるだけでなく、会社の信頼を損なうことになりますから、絶対に譲れない部分です。
現在、研究は少しずつではありますが確実に進んでいます。今後もじっくり課題に向き合い、この開発を成功させるのが当面の目標です。私自身の手で今ある金属素材をさらに進化させることができる。そしてそれが社会貢献につながれば、これほどうれしいことはありません。長期的な視野を持って研究に取り組むことへの理解がある職場と、慣れ親しんだ場所でいつも温かく見守ってくれる地元の人々に囲まれたこの環境なら、きっと成し遂げられると思います。

※内容はすべて取材当時のものです。

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