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自分の中にある正義感、 それを職業にできる。實藤 貴司さん/神奈川県磯子警察署/岩手県出身

自分の中にある正義感、 それを職業にできる。實藤 貴司さん/神奈川県磯子警察署/岩手県出身

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市民のために何がベストかその基準を決して曲げない。

私は磯子警察署の交通指導係の警察官として、交通違反の取締や事故捜査を行っています。警察官になると最初は交番勤務を経験しますが、そのときに死亡事故や轢き逃げといった交通事故を数多く目の当たりにしました。痛ましい事故を一件でも減らしたいと思い、現場でさまざまな対策ができる交通課を希望したのです。
父親も警察官ですが、だから自分も、というわけではありません。公務員になって人のために働きたいとは思っていましたが、警察官の道に進もうと決めたのは大学の就職説明会に参加したことがきっかけです。現役の警察官の方に直接話を聞ける機会があり、「自分の中にある正義感を職業として発揮できる」というお話が、心にグッときたんです。父親は仕事の話をあまりしませんでしたし、警察官になれと言われたこともありません。東北人は寡黙ですから(笑)。
先の東日本大震災もあり、地元の岩手県警で働くという道も考えましたが、神奈川県の市民のために働くと決めた意志を貫きました。事故や事件など、さまざまな案件を扱う上で判断に迷うこともありますが、「市民のためにそれがベストなのか」ということを一番に考えます。それを判断基準にすると物事が正しい方に向かって行くと信じているので、そこだけは曲げずに大切にしています。その結果として事故や事件が解決へと向かい、感謝の言葉をいただけたときはやはりうれしいですね。警察官は治安のプロで、市民の方と接することの多い仕事。市民の方が安心して暮らせる社会づくりに微力ながら私も貢献していきます。

※内容はすべて取材当時のものです。

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