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食べることが好きになった きっかけの場所で今働く。三尾 康太さん/株式会社成城石井/神奈川県出身

食べることが好きになった きっかけの場所で今働く。三尾 康太さん/株式会社成城石井/神奈川県出身

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商品の魅力を伝えるために毎日悩み、毎日学ぶ。

お客さまから「あの商品、美味しかったよ!」という言葉をいただくために。私はスーパーマーケット「成城石井」のスタッフとして、商品の売り場づくりや接客、担当部門の在庫管理や鮮度管理を行っています。さまざまな食品の中でも、私が担当する冷蔵品は管理が難しいと言われており、短いものだと当日に賞味期限が切れてしまうものもあります。例えば豆腐だけでも10種類以上ありますし、食品には旬があるのでラインナップもめまぐるしく変わります。そういった商品の状況を随時把握しながら売り場をつくるのが、難しくもあり、楽しくもあります。どうすれば商品の魅力をより良く伝えることができるのか、毎日試行錯誤しながら売り場づくりに励んでいます。
当店は、食に高い関心をお持ちのお客さまが多くご来店されます。驚くほどの知識をお持ちで、逆にこちらが教えていただくことも。そういったお客さまの質問や期待にお応えするために、当社には多種多様な研修が揃っています。私が参加したワイン・チーズスクールでは講師の方を招いて、さまざまな種類のワインやチーズを試飲・試食しながら数カ月かけて商品知識を深めていきました。他にもコーヒー・紅茶のスクールや、メーカーの製造現場見学などに参加できるため、食を扱う者にとって、とても貴重な経験を得ることができます。研修以外でも、新入社員のときはお店で取り扱っている商品を実際に購入し、同期の家に集まって試食するということもよくしていました。単純に自分たちが食べたいという気持ちもありましたが、お客さまにお勧めする際、味がわかっているのとそうでないのとでは説得力が違いますからね。

お店という現場にこだわり食べることの楽しさを伝えたい。

海外旅行好きの祖母がいるのですが、旅先で美味しいものに出会うと、「こういうものがあるのよ」と孫の私にもよく教えてくれました。実家の近くにあった成城石井は海外の食品も充実していたので、よく連れて行ってもらいました。陳列されたお菓子やジュースがどれも美味しそうで、いつもおねだりしていたのを覚えています。そうした環境で育ったので、私は食べることが大好きに。業界選びの際も「食を扱う業界で働けたら」と思うようになっていました。その中で、幼い時に私が感じていた成城石井の魅力を多くの方に伝えられたら、と思い今の職に就きました。私がこの職を選んだことを祖母もとても喜んでくれていて、「何かお勧めない?あったら送って」と、今は逆におねだりされています(笑)。
世界中から厳選した美味しいものを取り揃えるスーパーマーケットの当社は、小売りだけでなく、さまざまな顔を持っていて、自家製惣菜など商品をつくる製造業という一面、直輸入を行う商社という一面、さらに他のスーパーやホテル、レストランへ商品を卸す卸売りの一面もあります。今後は、貿易の道をめざしたり、バイヤーの道をめざしたりといろいろな選択肢があるのですが、私は店長になりたいと思っています。やはり当社はお店が原点ですし、何よりお客さまと接するのが楽しいので。まずはお客さまに負けないくらい食に関する知識を得て、より多くの方に食べることの楽しさを伝えられるスタッフになることが当面の目標です。

※内容はすべて取材当時のものです。

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