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経営工学への興味から、生産活動の現場改善へ。/工学部 経営工学科からエンジニアへ。有馬 貴彦さん/キヤノン株式会社 勤務/2010年3月卒業/東京都出身

経営工学への興味から、生産活動の現場改善へ。/工学部 経営工学科からエンジニアへ。有馬 貴彦さん/キヤノン株式会社 勤務/2010年3月卒業/東京都出身

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生産効率の改善に必要な調査と分析。それを伝える技術も必要。

工学部に入ったのは、高校の時に数学が得意だったからです。でも、数学アタマなのに実は不器用なので技術系には向かない。そこで、理系から経営にアプローチする分野が向いているのではと考えたのです。情報システム創成学科の経営工学コース(現・経営工学科)はそんな私にぴったりのコースでした。
現在の仕事は、実際に工場などの生産現場に入って、生産効率向上のための改善を行うこと。例えば、「右手で使うドライバーが左に置いてあったらそれを右に置くようにする」といった提案も一つの改善です。そのためには生産工程のすべてを理解していなければならない。大学で学んだ生産管理の基礎知識に加えて、入社してからも必死で勉強しました。そして工場に毎週足を運んで現状分析をし、工程を整理したうえで改善を提案する。今は職場が学びの場です。
改善点を見つけること自体も大変ですが、それを生産現場の人に説明し、納得して動いてもらうことは、もっと難しいですね。そんな中、提案が受け入れられ、工場が変わっていく様子を見たり、反対に現場から相談を持ちかけられたりすると、努力が報われた気がします。

今、やるべきことをきちんとやる。それが将来への一歩になる。

学生時代は自分でフットサルのサークルを作ったりして、熱心に活動していたのですが、学業などやるべきことはやるというのが、すべての基本だと思っていました。友人の中には「俺は○○になるから、勉強はいい」という人もいました。でも、自分の夢だけを追いかけて学業をおろそかにしていると、結果として何も手に入らないと思うんです。実際に夢を叶えている人は、やるべきことはすべてきちんとやっているものです。
キヤノンに入社したのは、経営の考え方がボトムアップでなくトップダウンの傾向が強いというのを本で読んで、仕事に対する考え方が自分に合っていると思ったから。また説明会で先輩社員から人材育成のシステムが整っていることを聞いて、若い人を育てようという空気のある会社だと好印象をもちました。
今はまず、目の前にある課題に真摯に取り組み、知識を増やしていくことを大切にしています。やがてはリーダー的存在になっていきたいですからね。そして将来は、海外の生産拠点でも改善を提案できるくらいになりたいと思っています。

※内容はすべて取材当時のものです。

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