研究倫理綱領の策定
神奈川大学研究倫理綱領の制定にあたって
神奈川大学は創立以来、有為な人材の育成、学生の教育に大きな力を注いできましたが、同時に、大学における教育は学問研究に裏打ちされたものでなければならないと、研究活動にも力を入れてきました。
とくに、近年、21世紀を迎える頃から、国際競争力のある個性輝く大学を目指して、「研究と教育の融合」の理念のもと、その方向性を一層強化し、学術褒賞制度や共同研究奨励助成金制度、さらには国際交流(学術)事業の公募制、また研究所客員教授制度やプロジェクト研究所制度など新しいしくみを次々に構築し、またそれらを含む本学の学術研究を総合的に発展させるために、担当副学長が主宰する総合学術研究推進委員会を新設しました。
こうした成果もあって、これまで本学は21世紀COEプログラム、ハイテク・リサーチ・センター整備事業、学術フロンティア推進事業などの国家的研究プロジェクトを複数持つに至っております。
他方、昨今、国内外で論文の剽窃や捏造、また研究費の不正使用など、研究者の不正行為が次々に社会を騒がせています。今後、研究者の社会的責任として、質量ともに研究業績の充実が一層求められ、また研究資金の大型化・多様化が進む中、本学においても、研究と教育に携わる者が、改めて社会的責務を自覚し、社会の信頼に応えていかなければなりません。このために、全学的な議論を経て、神奈川大学研究倫理綱領を制定することにいたしました。
学長 中島三千男
