お知らせ

2017.11.08

山口和夫教授の研究課題が「平成29年度産学公連携事業化促進研究」に採択されました

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地方独立行政法人神奈川県立産業技術総合研究所より公募が行われた、平成29年度産学公連携事業化促進研究の研究課題に、理学部化学科の山口和夫教授(下記研究参加機関を含む)の研究課題「感光性SAMを用いたケージド細胞培養基板の実用化とエレクトロニクス材料への展開」が採択されました。

本事業の目的は、今後、成長が期待される産業分野において、中小企業等の開発ニーズと大学の研究シーズ(知識・技術等)をマッチングし、さらに(地独)神奈川県立産業技術総合研究所が有する技術・ノウハウを活用することによって、中小企業等による事業化・イノベーション創出を促進し地域産業の振興と競争力強化につなげていく事になります。

今回の研究課題である「感光性SAMを用いたケージド細胞培養基板の実用化とエレクトロニクス材料への展開」には、山口教授の共同研究成果である細胞パターニング技術が用いられております。この技術を用いることで、生体組織を模倣した組織化細胞の培養が可能となるため、基礎研究における実験ツール、実験動物に変わる薬剤スクリーニング系、細胞シートなど移植用組織・臓器への開発につながる可能性と、エレクトロニクス材料への応用展開も期待できます。

本研究課題が採択されたことにより、今後の再生医療研究やエレクトロニクス分野における発展や作業効率化に対して、より一層の進展につながる事が期待されます。

概要

【研究課題名】
 感光性SAMを用いたケージド細胞培養基板の実用化とエレクトロニクス材料への展開

【研究参加機関】
 神奈川大学、ニイガタ株式会社、国立研究開発法人物質・材料研究機構、株式会社ウォーター・ケム

【委託機関】
 地方独立行政法人神奈川県立産業技術総合研究所(かつ共同研究機関)