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2014.11.28

上村 大輔 教授(理学部)らによる研究チームが藍藻類由来の抗肥満薬リード、ヨシノンAを発見しました

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本学理学部の上村 大輔 教授と慶応大学理工学部の末永 聖武 准教授との研究チームが、沖縄県石垣島吉原海岸で採集した藍藻から抗肥満薬候補として有用であるヨシノンAを発見しました。

平成24年度の厚生労働省による国民健康・栄養調査によると、肥満人口の割合は男性で29.1 %、女性で19.4 %と集計されており、肥満は、糖尿病、心臓病、脳血管疾患といった生活習慣病のリスク因子でもあり、その解決に向けては世界的にも大きな興味が持たれています。

このような状況を鑑み、上村教授らの研究チームは、抗肥満薬のリードを見出す目的で、マウス細胞株である3T3-L1細胞の脂肪細胞分化を阻害するような天然有機化合物の探索を試みました。

今回の研究では、沖縄県石垣島吉原海岸で採集した藍藻Leptolyngbya sp.600 gを材料として、3T3-L1細胞の脂肪細胞への分化阻害活性を指標に各種カラムよる精製を進め、ヨシノン A、 ヨシノン B1、 ヨシノン B2と名付けた3種類の化合物をそれぞれ、1.0 mg、0.1 mg、0.1 mg単離する事に成功しました。さらに、これらヨシノン類について各種の分光学的解析から構造を決定したところ、γ-ピロン環を有するお互いに良く似た化学構造をしていることが明らかとなりました。
また、続いてこれらの活性を評価しました。ヨシノン類存在下で3T3-L1細胞を分化させ、その分化の程度は、細胞内のトリグリセリド(脂肪)レベルを定量することで評価しました。

その結果、ヨシノンAはEC50=420 nMという比較的強い活性を示す一方で、50 μMの濃度でも顕著な毒性を示しませんでした。この結果は、ヨシノンAが抗肥満薬候補として有用である事を示唆しています。

以上の結果は、2014年10月15日~17日に開催された第56回天然有機化合物討論会で発表されました。また、学術雑誌Tetrahedoron Lettersにも掲載されています。

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