2010年度卒業生の皆様へ
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卒業生答辞
卒業生、修了者数
学部長、研究科委員長
卒業生答辞
  • 経済学部現代ビジネス学科 西 晃彦
  • 理学部生物科学科 山根 友紀

※この答辞は、3月25日の卒業式(第一部、第二部)において、読まれる予定だったものです。


答  辞

 本日、私たち卒業生一同は、晴れて神奈川大学の卒業式を迎えることができました。この学生生活最後となる日に、お忙しい中、ご列席くださいました諸先生方、並びにご来賓の皆様方に厚く御礼申し上げます。


 未曾有の大地震、東日本大震災が日本を襲いました。神奈川大学の学生、保護者の方々、教職員の方々の中にもこの困難に遭遇し、現在も懸命に闘っている方々がおられると思います。日本全体がこのたびの大震災がもたらした困難を乗り越え、復興していくことを切に願います。


 このような状況の中、私たち卒業生のために、このような盛大な卒業式をあげてくださいましたこと、そして学長から温かいお言葉をいただいたこと深く感謝しております。


 今、この場に立ち、4年間を振り返ってみますと、本当にあっという間の4年間だったと感じます。一方、これまでに経験したことのないほどの濃密な4年間であったとも思います。神奈川大学で過ごした4年間は多くの人との出会い、多くの経験、多くの感謝に満ち溢れたものでした。この思いは卒業生一同、同じ気持ちだと思います。


 入学当初、自分の夢、目標を達成にするために多くの先生方にお世話になったことを思い出します。突然、先生方の研究室を訪れたにも関わらず、真摯に私の話に耳を傾けて頂き、適切なアドバイスをいただいたことは、右も左もわからなかった私にとってとても有り難いものでした。また、そのとき、これまでの学生生活とは違う大学という存在の豊かさを感じました。「求めよ、さらば与えられん」転じて、率先して自分から求めればそれにしっかりと応えてくれるのが神奈川大学だと初めて感じたのがこのときでした。


 次に、多くの学友との出会いが思い起こされます。この神奈川大学には多くの学生がいるとともに、本当に個性豊かで各々の目標に向かって突き進んでいる力強い学生が多くいると感じました。そんな学友に囲まれて過ごす4年間はとても刺激的であり、多くの考え方、ものの見方を学ばせてもらったと思っています。時には、将来の夢を共に語り、時には学問を共に深め、時には自由という時間を共に謳歌させていただきました。今、私がここに立っていることができるのもそんな学友に囲まれていたからだと思います。


 学年が進むにつれ、専門性が増すなかで学問の面白さに魅了されていったことも大きな思い出です。神奈川大学では学問の基礎を学ぶと同時に、学問の最先端も学ぶことができました。講義を受けた後に、疑問をぶつけ、その疑問が解消するまで先生方には真摯に向き合っていただいたことを思い出します。講義で学んだことを自分で反芻し、少人数のゼミナールで討論する。学友との討論は時に意見が対立することもありましたが、その壁を乗り越え、共に知識を出し合い、考え抜いた時間は今ではかけがえのない貴重な時間だったと感じます。その過程で得た知識、考える力、学友はこれから社会に出ていくにあたっての宝になると考えています。私たちに自由に議論させてくれると同時に、的確なアドバイスを与え、温かく見守ってくださった先生方には大変感謝しております。


 大学生活の最後の学年、4年次には大きな岐路に立たされました。私は就職という選択肢を選び、就職活動を行っていましたが、想像以上に厳しいものでした。自分を見つめ直し、自問自答する日々、不安や焦燥感に襲われるときもありました。それを支えてくれたのが神奈川大学での出会った学友、先生方、職員の皆様でした。切磋琢磨する学友の姿、先生方のアドバイスと励まし、職員の皆様のきめ細かい支援がどれだけ私を支えてくれていたのか、今でも言葉に表すことができません。就職を選択した他の卒業生も、他の道を選択した卒業生も同じような思いを抱え、それぞれが精一杯の努力をしていた最後の一年だったと思います。


 本日、神奈川大学を卒業する私たちは、社会に出る者、進学する者、さまざまな形で各々が決めた道を歩んでいきます。神奈川大学で過ごした4年間は私たちの誇りであり、これから各々の未来を切り開いていく力となると考えています。私たちは神奈川大学の卒業生として、「質実剛健」、「積極進取」、「中正堅実」の精神のもと、世界を視野に大きく進んでいきます。そして、その歩みをもって神奈川大学の発展に寄与することができればと思っております。


 最後となりますが、この4年間でお世話になった多くの方に感謝を示すと共に、会計学ゼミでお世話になった田中弘先生、マーケティングゼミでお世話になった上沼克徳先生、学ぶことを教えてくれた及川直彦先生、共に夢を語った学友、そして、ずっと迷惑を掛け続けたにも関わらず、支え続けてくれた両親に感謝の気持ちを示したいと思います。 同じように、この会場にいる卒業生の数だけそれぞれの感謝の気持ちが溢れていると思います。その思い出や感謝の気持ちはきっと数えきれないくらいに多く、いくら言葉を尽くしても足りないくらいだと思います。卒業生全員の気持ちを私一人が代弁することはとてもおこがましいことですが、代表してお礼を述べさせていただきたいと思います。私たちを温かく指導してくださった神奈川大学の諸先生方、いつも決め細かい支援で私たちを支えてくれた神奈川大学職員の方々、経済的、精神的に私達を支えてくださった保護者の方々、並びに、多忙な中ご列席いただきました方々全員に感謝の言葉を述べさせていただきたいと思います。


皆様、4年間、私達を見守って育ててくださり、本当に有難うございました。


以上、卒業生を代表して、お別れとお礼の言葉とさせていただきます。


2011年3月25日


卒業生代表 経済学部現代ビジネス学科 西 晃彦

答  辞

 桜が咲き始め、春の訪れが感じられるこの良き日に、私たちは神奈川大学を卒業します。本日、卒業式にご列席くださいました学長、理事長を初め、諸先生方並びにご来賓の方々に厚くお礼申し上げます。


 始めに、先日発生しました大地震と津波は、東日本を中心に大規模な被害をもたらしました。その被害は東北地方だけでなく、関東地方にも大きな影響を与えました。連日報道にて目にする事態に大変心痛しております。この東日本大地震により犠牲者となられた方々へ追悼の意をささげ、被害に遭われた方々へお悔やみお見舞い申し上げます。そして、一刻も早い復興を心より願っております。


 このような状況の中、誠に盛大な卒業式を催してくださいましたこと、そして、学長より心温まる式辞のお言葉を賜りましたことに、重ねて御礼申し上げます。


 振り返れば四年前、不安と期待を胸に、緊張しながらこの会場に足を踏み入れ、入学式を迎えたことを、つい昨日のように思い出します。横浜キャンパスも緑豊かですが、私が通った湘南ひらつかキャンパスはそれにもまして緑豊かなキャンパスでした。これから共に過ごす仲間に声を掛け合い、次第に輪が広まっていく中で徐々に学生生活に慣れて行きました。一年次は、これまでの高校の授業と大学の講義とのギャップや、学生実験での慣れない器具の扱いに戸惑うことが多かったように思います。しかし、諸先生方や先輩方のアドバイス、そして、戸惑いの中にある私たちへの家族からの励ましの言葉は、何よりも大きな支えとなりました。


 二・三年次になると、授業に慣れ、精神的にも余裕がでてきました。より勉学に励む者、アルバイトやサークルに打ち込む者、それぞれに個性が表れてきた時期だと思います。また、生物科学科の学生は、生物学を学ぶ上で欠かせない「統一性」と「多様性」という考え方を柱として、自分の興味のある生物学分野を選択します。より専門的な知識を得るための特殊講義では、英文のテキストを読み込み、物事を論理的に捉えるという思考を身につけることに苦労しました。しかしそれと共に、新たな知識が蓄積されることへの喜びも実感することができました。一方で、交友関係も充実し、学友やサークルの仲間との旅行や合宿は、良い思い出になりました。良き先輩と後輩に恵まれ、コミュニケーションをとる事の大切さや、協力することで得られる達成感など、勉学以外でも価値ある経験をすることができました。


 四年次は、まさに自立の年であり、改めて自身と向き合う年でもありました。本格的に卒業研究が始まり、同時に就職すべきか進学すべきか、人生の大きな岐路に立たされました。今年度は就職氷河期と呼ばれ、就職を控えた私たちにとっては大きな問題でした。このような状況の中での就職活動は思うようにいかず、社会の厳しさを痛感させられました。また卒業研究では、自身の研究課題に対して、どのように計画を進めていくべきか、どうして上手く結果がでないのか、どのように改善すべきか、苦悩の日々が続くこともありました。これらを単に試練と捉えることもできますが、次第に、困難に立ち向かう精神力へと変わりました。また、自分の研究課題だけでなく互いに意見を出し合い切磋琢磨することで、研究室を共にした学友との間に深い絆が生まれたことは間違いありません。


 この神奈川大学で過ごした四年間は、私たちに素晴らしい出会いと実りある時間を授けてくれました。将来の為に、今何が必要で何をすべきかを考え、この大学で決断することができた人もいれば、また夢に向かって新たな挑戦をする人もいると思います。進む道はそれぞれですが、ここで学んだことを今後の人生の糧とし、これからの人生に活かしながら、社会へ還元していくことが私たち卒業生の使命だと思います。また、経済情勢や技術革進など、私たちの在学中に日本社会は劇的に変化しました。これから私たちが歩んでいく道のりは決して平坦な道ではありませんが、その中で神奈川大学の掲げる三つの建学の精神を胸に、卒業までに携わった方々の期待に応えるように頑張ってまいります。そして、いつも私たちを支えてくださっている方々への感謝の気持ちを忘れず、日々精進して行こうと思います。


 最後に卒業生を代表して、今日まで私たちを温かく見守りご指導くださった諸先生方、豊かな学生生活を送れるようにお世話してくださった職員の皆様に深く御礼申し上げます。また、楽しい時も辛い時も共に過ごしてくれた学友、経済的にも精神的にも支えてくれ育んでくれた「お母さん、お父さん」そして家族の皆さん、ありがとうございました。


 以上、今日から母校となる神奈川大学の一層のご発展とご繁栄を願い、私たち卒業生一同の旅立ちとお礼の気持ちを込めて答辞とさせていただきます。



2011年3月25日


卒業生代表 理学部生物科学科 山根 友紀子