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2021.05.07

工学研究科 山田 三瑠さん(松本太研究室)が、公益財団法人加藤科学振興会 令和3年度研究奨励金交付者に採択されました

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工学研究科 山田 三瑠さん(松本太研究室)が、公益財団法人加藤科学振興会 令和3年度研究奨励金交付者に採択されました。

この研究奨励金は、日本の電気化学工業の発展に大きく貢献した化学者、加藤与五郎氏の若手研究者を育成する考えを基に、電気化学研究者を対象に研究活動を奨励、支援するため毎年授与されているものです。独創的な研究に意欲的に挑む若き学生の研究活動として、山田さんの研究が選ばれました。

奨励金の授与を受けて、山田さんは「研究室で力を入れているレーザー加工穴あき電極の研究は、実用化に非常に近い技術であり、自分の研究成果で是非、実用化まで持っていきたいと考えています。コロナ禍で昨年は1年間非常に大変でしたが、今年はこれまでやってきた研究を総まとめできるように頑張っていきたいと考えております。研究に協力していただいた方々に感謝申し上げます」と、今後の意気込みと喜びを語ってくれました。

研究内容

テーマ「レーザー加工穴あき電極と三次元集電箔の全固体電池への適用による高性能リチウムイオン電池の開発」

ピコ秒パルスレーザーを用いてリチウムイオン二次電池用電極に穴をあけることで、電池容量の向上(長く電池を使える)、高入出力(短時間で充電が可能、大きな力で電気的な仕事ができる)が可能になることを松本研究室で明らかにしている。本研究では、レーザー加工と新たに検討を行う電極箔を三次元加工する方法を組み合わせることにより、近年、注目されている全固体電池に適用できるような技術を開発することで、安全で高性能な次世代電池を開発することを目的としています。

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