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2021.02.02

工学部 建築学科 中井邦夫 教授の共著が「2020年度都市住宅学会賞 著作賞」を受賞しました

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工学部 建築学科 中井邦夫 教授が共著した、横浜に数多く残る防火帯建築についての本格的研究書『横浜防火帯建築を読み解く――現代に語りかける未完の都市建築――』が、「2020年度都市住宅学会賞著作賞」を受賞しました。
同賞は、公益社団法人都市住宅学会により都市住宅に関する学術の向上・発展に大きく貢献する優れた著書等として選出されたものです。
「都市不燃化を面的に進める上で、大きな実績を残した防火帯建築の実態調査、資料の掘り起こしを、チーム作業として時間をかけて取り組んでおり、今後の都市住宅のあり方を検討する上での大きな貢献が認められる」として高く評価されました。

受賞のコメント(著者一同)

このような賞をいただけたことを、心より感謝いたします。本書は、防火建築帯と呼ばれる、戦後に全国で建設された都市建築・都市住宅を対象に、復興事業としても取り組まれた横浜における試みやその展開をまとめたものです。
出版に際しては、建物所有者の方々や入居者の方々にも資料提供など多大なご協力をいただきました。この場をお借りして御礼申し上げます。今後も、研究や市民啓発の活動、建築ストックの保全や活用の活動に、継続して取り組んでまいります。
 

受賞作品

『横浜防火帯建築を読み解く――現代に語りかける未完の都市建築――』(藤岡泰寛、菅孝能、桂有生、中井邦夫、黒田和司、松井陽子、林一則、笠井三義共著), 花伝社, 2020年3月.

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