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2020.01.07

工学研究科応用化学専攻エネルギー材料化学研究室3年 津田喬史さんが、Innovation Hub 2019 in Ebinaポスター賞を受賞しました

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Innovation Hub 2019 in Ebinaは、神奈川県産業技術総合研究所が、毎年、企業・大学、そして研究所をはじめとする公設試験研究機関等で得られた研究・業務成果を紹介し、研究者・技術者等の交流・技術連携を促し、中小企業の新製品開発、技術力の高度化・研究開発力の向上につなげる場として開催しています。ポスター賞は、学生など若手研究者のわかりやすく、見やすい優れた内容のポスターに対して表彰しており、津田さんも12月25日に見事受賞しました。

ポスター発表の内容は、タイトルピコ秒レーザーを用いて作製された穴あきLiFePO4 /活性炭電極の出力特性及び充放電メカニズムの検討。リチウムイオン電池用正極材料と高速充放電特性に優れた活性炭を集電箔両面にそれぞれ配置し、レーザーで開口径20μm、開口率1%となるように穴あき加工を施したハイブリッド電極を作製。開口率LiFePO4/活性炭ハイブリッド電極は従来のLiFePO4電極よりも優れた容量保持率を示し、電気化学的メカニズム解析の結果、分割積層電池試験から、Li+イオンはAC層からLFP層へと穴を介してエネルギー移動に伴い移動していることがわかった、というもの。

受賞にあたり津田さんは、「この度ポスター賞に選ばれまして大変光栄に思っております。研究に対するアドバイスや温かい応援をしてくださった先生方に感謝したいと思います。リチウムイオン電池の研究では更なる性能向上を目指した競争が盛んであるため、大変なこともありますがこれからも皆さまから評価されるような成果をもっと出せるように頑張っていきたいと思います。」と喜びを語ってくれました。

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