お知らせ

2018.07.17

国際シンポジウム「米朝首脳会談とは何だったのか?」が多くの関心のなか開催されました

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2018年7月9日(月)、横浜キャンパスセレストホールにおいて国際シンポジウム「米朝首脳会談とは何だったのか?」が開催されました。

劇的な演出の一方で簡潔な内容の共同声明にとどまった「米朝首脳会談」。今回の会談や共同声明を受けて事態はどのように進展するのか、周辺各国はどのように動くのか?米韓軍事演習の停止、朝鮮戦争の終結宣言など、いま最も注目度の高い内容に、会場は学生のほか一般の方や研究者、記者など400名近くの多くの方で埋め尽くされました。

また、シンポジウムでは韓国政府で国家安保室次官・六者協議首席代表等の要職をつとめた趙太庸氏、元防衛審議官の徳地秀士氏をはじめ、朝鮮半島・北東アジア情勢に精通し、政府に助言する元高官や研究者の意見を直接聞くことができる貴重な機会となり、会場からは多くの質問が寄せられました。

主催した本学アジア研究センター所長の佐橋亮教授(法学部)は、このシンポジウムを「ポンペオ国務長官の訪朝直後で米朝関係の進展が危ぶまれるなか、楽観論と悲観論に基づいた分析のどちらも聞くことができ、今後の展望を描く上で大変貴重な機会となりました」と振り返りました。なお、今回のシンポジウムは慶応義塾大学現代韓国研究センターとの共同主催という形式で実施されました。

本シンポジウムは日韓同時通訳で実施し、湘南ひらつかキャンパスでも同時中継するなど、言葉と地理的な壁を乗り越えて広く公開しました。本学アジア研究センターの取組みに、今後も期待が寄せられています。