お知らせ
2024.05.14
法学部 朴孝淑准教授が第38回冲永賞を受賞しました。
冲永賞は、労働問題に関する図書及び論文のうち、社会的に有意義でかつ優れたものについて、公益財団法人労働問題リサーチセンター(会長 冲永佳史)がこれを表彰することにより労働問題研究の振興及び促進をはかるものです。
今回、受賞した書籍は、『賃金の不利益変更 ― 日韓の比較法的研究』(信山社、2023年)で、中核的労働条件の一つである賃金を不利益に変更する場合に生じ得る諸問題について、欧米の合意原則と顕著な対照をなす日本および韓国の就業規則を中心とした集団的賃金変更法理、そして個別的賃金変更法理を比較法的観点から網羅的に分析・考察したものです。
受賞コメント
この度は、冲永賞という大変名誉ある賞を頂き、誠に光栄に存じます。本書は、博士論文を土台とし、これまで学会誌等で公表した研究成果に、その後の判例と学説の動向を加えて加筆修正を行ったものです。刊行に至るまでご指導ご鞭撻を賜った先生方をはじめ、研究に専念できる環境を与えてくださった神奈川大学法学部の先生方にも厚く御礼申し上げます。今回の受賞を励みとし、今後もより一層研究に精進していきたいと存じます。