2月17日（土）横浜キャンパスにおいて、「教育研究交流会」を開催しました。 本会は、学校および教育委員会・行政関係者、卒業生の現職教員、本学の学生・教員などが研究交流を図ると共に、教職をめざす学生にとっての学びの場として毎年実施しています。

第一部では、人間科学部　古屋喜美代教授の退職記念最終講義が行われました。

「発達支援コンサルテーション活動をとおして子どもの育ちを考える」という演題のもと、古屋教授が長年子どもの生活の場における発達支援コンサルテーションにかかわられた経験から、障がいのある子ども、気になる子どもの育ちについて、育成の場の支援者と共に研究された内容をご講演いただきました。

ご講演後には、学生や現職教員などから多くの質問や意見がなされました。また、古屋教授のゼミの卒業生からは、当時の思い出話や、感謝の言葉が述べられたとともに、古屋教授の長年のご功績が讃えられました。

第二部は、冒頭に神奈川大学学校ボランティアの全体的な内容について鈴木英夫教授とJYSP代表学生から説明がありました。その後、10グループに分かれてラウンドテーブルを行いました。ラウンドテーブルでは、現職校長や卒業生教員など約50名と学校等ボランティア活動を行っている学生約22名が、小グループに分かれて協議しました。半年間の活動をまとめた『ボランティア通信41号』を資料にして、参加者の先生方を交えて学生の活動の振り返りをしました。語り合いの中で、学生ばかりか参加者の先生方にとっても気づきが深まる有意義な時間となりました。最後に、JYSPの佐藤剛　学習アドバイザーからボランティア活動を通して学生が成長していることと、成長の場を与えていただいている学校や地域社会への感謝の言葉で締めくくりました。

第三部の2023年度教員採用試験合格者の報告会を兼ねたJYSP参加学生と近隣学校教育関係者との意見交換会でも、出席者の間で活発な情報交換や交流がなされ、参加した学生も先輩教員から話を伺い教職への希望を膨らませるなど、有意義な交流の場となりました。