お知らせ
2017.10.04
岩手県遠野市で開催された「遠野まつり」に本学学生が参加しました
2017年9月16日(土)、17日(日)に岩手県遠野市で行われた「遠野まつり」に本学の学生が参加しました。
KU東北ボランティア駅伝は2017年3月に終了しましたが、今年も現地との絆を繋げるべく、職員2名の引率の下、学生26名が「遠野まつり」に参加しました。遠野まつりは、南部ばやし、しし踊りや神楽など地域の郷土芸能が一同に集まる遠野市で一番大きなお祭りです。本学が2011年にボランティア駅伝を開始した際、遠野市で活動したことがご縁となって遠野市6区の「仲町南部ばやし」に参加させていただくようになり、今回で7回目の参加となります。
また、今回は遠野まつりに参加したことのある卒業生10名も集まり、遠野市に移住した卒業生がコーディネーター役となり仲町町内会として4名、それ以外の町内会として6名の卒業生が祭りに参加しました。
9月16日(土)は遠野市の中心部を午前、午後、夜と3回練り歩き、翌17日(日)は遠野郷八幡宮に踊りを奉納しました。女性が踊り、男性が小鼓を担当し、踊り・鼓以外の学生は法被を着て山車を押し、神奈川大学ののぼりを山車の前に掲げて練り歩きました。参加した学生たちは全員「神奈川大学」の腕章を身に着けており、地元ケーブルテレビの撮影でも神奈川大学が参加していることがアナウンスされたため、現地の多くの方から温かい声をかけていただきました。
事前に横浜で踊りと鼓の練習を2回行い、祭り前日の夜も仲町会館で練習した成果を本番で十分に発揮しました。今年も地元の人々に温かく迎え入れていただき、子どもたちとも交流を深め、充実した2日間となりました。
また、ボランティア駅伝から継続している教育の一環として東北に到着した初日には、東日本大震災の被害を受けた宮城県気仙沼市に赴き、地元の語り部の方にお話を伺い、気仙沼市内を巡見しました。その後岩手県へ移動し、遠野市防災センターで本学卒業生である遠野市長 本田敏秋氏より、東日本大震災を中心とした防災講話を受け、防災センターに併設されている「3.11東日本大震災 遠野市後方支援資料館」を見学しました。震災から7年が経過しても、沿岸部には被害の爪あとが色濃く残る現地を実際に見た学生たちは、復興が未だ途上であるということを強く感じていました。
被災地巡見と遠野市長の防災講話、歴史と伝統ある「仲町南部ばやし」に参加した経験は学生たちの心に深く刻まれました。