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2013年11月12日

戦時下大衆メディアとしての紙芝居―国策紙芝居とはなにか

神奈川大学非文字資料研究センター・神奈川大学図書館 共催 公開展示/公開研究会

公開展示: 2013年11月27日(水)~12月11日(水)
展示場所: 神奈川大学横浜キャンパス 図書館展示ホール

公開研究会: 2013年12月4日(水)13:30~17:30
研究会会場: 神奈川大学横浜キャンパス 図書館視聴覚ホール

いずれも事前のお申し込みは不要です。

開催趣旨(神奈川大学非文字資料研究センターポスターより)

 紙芝居は、絵巻物・のぞきからくり・うつし絵・無声映画の活弁など、<見ながら話を聞く>という日本の視聴覚文化の伝統のもとにあるとされている。 1950年代中盤以降、家庭へのテレピの普及にともない街頭から徐々に姿を消したが、戦前・戦後の興業ピーク時には、東京だけで一日に100万人の観客(子ども)を集めていたと言われている。しかしまた、新聞・ラジオ・映画と並ぷ教化性の高い大衆メディアであった紙芝居は、15年戦争に突き進んだ翼賛体制時代の言論統制下において、戦争プロパガンダの例外なき一翼を他のメディアと同じく担うこととなった。この時期に制作された一連の印刷紙芝居は「国策紙芝居」と呼ばれるが、敗戦から占領に至る期間に多くが散逸した。
 本センターが収集した「戦意高揚紙芝居コレクション」は、主に1941年から1944年の間に日本教育畫劇(1938年に結成された日本教育紙芝居協会の紙芝居出版機関)から刊行されたものを中心とした241点によって構成されている。
 この度、整理が終了したことを機に、今後の研究資料としての活用方策を探るために、図書館との共催で公開展示・実演会を企画するとともに、本コレクションの旧蔵者・櫻本富雄氏を迎えて、公開研究会を開催することとした。

公開研究会プログラム

挨拶

開場挨拶: 田上繁 (非文字資料研究センター長)
戦意高揚紙芝居コレクションの概要: 非文字資料研究センター事務室

第一部 紙芝居実演

13:45 ~ 14:15 神奈川大学放送研究会
・作品1 「敵だ!倒すぞ米英を」
・作品2 「チョコレートと兵隊」

14:15 ~ 15:00 なつかし亭 岸本茂樹
・作品3 「空の軍神加藤少将」
・作品4 「神兵と母」
・国策紙芝居と出会って

第二部 公開研究会

15:15 ~ 16:00 講演 「国策紙芝居とはなにか」 
櫻本富雄 (作家・元東京学芸大学 講師)

16:00 ~ 17:30 公開座談会 「戦意高揚紙芝居コレクションの位置づけを巡って」
櫻本富雄 (作家・元東京学芸大学 講師)
中島三千男 (神奈川大学歴史民俗資料学研究科 教授)
安田常雄 (神奈川大学歴史民俗資料学研究科 教授)
富澤達三 (神奈川大学外国語学部 講師)

総合司会: 津田良樹 (非文字資料研究センター 研究員)

お問い合わせ先

お問い合わせ先

神奈川大学 日本常民文化研究所 非文字資料研究センター 事務室

住所

〒221-8686  神奈川県横浜市神奈川区六角橋3-27-1

電話番号

045-481-5661 内線3532

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