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2014年度神奈川大学第2回FD研修会報告
「学修に困難を抱える学生の教育を考える」
―発達障がい・精神障がい等の学生の支援体制の実態をもとに―

    

2015.01.14

2014年12月19日に実施しました標記講演会は、多くのご参加をいただき、盛況のうちに終了しました。ご参加できなかった方やもう一度講演をご覧になりたい方は、当日の様子を撮影した動画を視聴することができますので是非ご活用ください。 ※研修会動画および資料はこちら

当日の様子

  • 日時:2014年12月19日(金) 13:00~14:30
  • 場所:横浜キャンパス1号館308会議室/湘南ひらつかキャンパス11号館第2会議室
    <TV会議システム>
  • 対象:本学教育職員及び事務職員
  • 参加者:横浜23名、湘南ひらつか7名
  • 講師:人間科学部教授(教育支援センター副所長) 杉山 崇

 

内容

2016年4月「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」が施行されることとなり、本学においても本格的な障がい学生支援体制の整備が求められています。障がいの中でも、「自閉症スペクトラム」、「ADHD」等の学生は、外見から判断することが難しく、そうと分かってもその特徴が理解しにくい障がいです。そのため、教育的配慮をするにあたり、周囲が戸惑いを感じるなどの多くの課題を抱えており、近年、大学での障がい者教育の中で特に注目されている障がいです。

本研修会は、コミュニケーションの障がいや、こだわりや理解の偏りにより困難を抱える学生について、参加者自らが疑似体験することにより、その障がいをより深く理解し、さらにディスカッションや支援経験者からの助言なども交え、望ましい支援及び指導方法等を考察しました。

  1. 自閉症スペクトラム
    この障がいを理解するための解説とロールプレイが行われました。ロールプレイでは、4名一組になって、1名は自閉症スペクトラムの立場を演じ、その感覚や周囲の人たちの違和感を体験する試みでした。その後、参加者同士でロールプレイを通じて感じたことや、この障がいについて日頃感じていること、工夫していることなどを話し合ってシェアしました。講師のまとめでは、自閉症スペクトラムの学生への指導、対処方法についてヒントとなる解説がありました。何をするべきかを伝える際に、「分かりやすく」=「構造化」して伝えることによって、見通しを持って行動できるようにしていくことが重要との説明がありました。
  2. ADHD
    最初に、大学生の年齢で見られるADHDの特徴を動画によって学びました。動画では、就職活動や卒業に必要なレポート、さらにはアルバイトまでこなさなければならない状況にあるADHDの学生が、どのようにして注意が散漫になり、結果として何が起こるか、を見ることができました。また、参加者が別の動画を使ったテストを行い、「注意がそれてしまう」感覚を体験しました。この後、ディスカッションが行われ、講師から、ADHDの学生への対応のコツについて解説がありました。ADHDの特徴は、感情が喚起される方向に注意も吸い取られることであり、注意が逸れない環境づくり、集中できる授業構成、注意が逸れた場合の気づきの促しなどが重要であることを確認しました。
  3. 質疑応答
    参加者からは、自閉症スペクトラムやADHDの学生と、やればできるのに単にサボっている学生との違いや見分け方について質問がありました。講師からは、これらの学生は、動きを止めているわけではなく常に活動している、しかし結果が得られない。サボっている学生は動いていないので、よく観察する事ことで見分けることができる、とのアドバイスがありました。

全体を通して

今回の研修会は、障がいの概要や説明に留まらず、実際に参加者が、障がい学生がどのような感覚で日常生活や学校生活を送っているのかを身をもって体験することが一つの狙いでした。様々なワークでは、参加者から驚きの声や、時には笑いも起こり、この体験は深く参加者の記憶に残るものとなりました。また、このような学生への対処方法のアイデアや、自身が今まで障がい学生に対応した経験などを参加者同士でシェアすることで、今後の障がい学生対応への手がかりを各自が得ることができました。また、学内に同じような学生対応に関心を寄せている教職員が多くいることを実感することができました。

この研修会が、学内の障がい学生支援体制整備の第一歩となり、その対応にあたる教職員の繋がりを深めるきっかけになることが期待されます。

研修会動画および資料

当日の様子を撮影した動画や配付資料は下記よりご覧ください。

  • 動画

    PCの方はこちらMobileの方はこちら

    【注意事項】
    ・サインイン画面では、MNSアカウントとパスワードが必要です。
    ・パソコン上で閲覧する場合は、ソフトウェア 「Microsoft Silverlight(無料)」が必要となります。学内のコンピュータ演習室には、既にインストールされています。
    ・iPhone等のiOSを搭載した機器では、アプリケーション「Mediasite Mobile App(無料)」のインストールを求められる場合があります。インストールを行った上で閲覧してください。

    ※講義内において講師が外部ウェブサイト上の動画や音声を使って説明する場面がありますが、著作権等の関係によりその部分をカットしています。ご視聴いただきたい方は「第2回FD研修会説明資料」をご参照ください。
    【動画スライド番号23で視聴した音声…資料P5に記載のURL】
    【動画スライド番号60で視聴した動画…資料P10の上部に記載のURL】
    【動画スライド番号69で視聴した動画…資料P11のURL】
  • 資料

    第2回FD研修会説明資料(PDF)

    ワーク課題用紙(PDF)

    対応方法のコツ(PDF)

当日の様子

当日の様子

事務局

神奈川大学 教育支援センター
横浜キャンパス 内線2160/湘南ひらつかキャンパス 内線6600
E-mail:kanagawa-fd@kanagawa-u.ac.jp 

 

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