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2013年度神奈川大学第1回FD研修会報告
「初年次教育を考える―キャリア教育とFYS―」

2013.11.18

日時: 2013年11月6日(水) 16:30~18:45
場所: 横浜キャンパス1号館804会議室、湘南ひらつかキャンパス11号館第1会議室<TV会議システム>
参加: 学生、教員、事務職員 参加者【51名】
内容: 大学の学びへの動機付けと適応支援を趣旨とした初年次教育の重要性が広く認知され、2011年4月大学設置基準の改正において、「社会的・職業的自立に関する指導等」いわゆるキャリア教育が義務化された。本学では、FYSとキャリア教育が初年次教育の両輪を構成している。学びの主体である学生、それを支える教員、職員がともに本学キャリア形成科目の授業の実態を正確に理解し、学士課程の一部としてのキャリア教育とFYSの連関について考え、本学の初年次教育のあるべき姿について意見を交換した。

〔第一部〕基調講演 「大学におけるキャリア教育を考える」

「大学教育におけるキャリア形成支援」  経営学部 浅海 典子 教授

キャリア教育の定義は未だに誤解が多い。生涯を通じ自分自身で自分の生き方を確立していく力を育むことが、現在のキャリア教育のあるべき姿である。講演では、大学生へのキャリア教育が求められる背景が、産業や労働に関する様々な統計から示され、また、キャリア形成支援の目的と内容の整理として、複数の専門家による分類や関係機関の提言などが紹介された。さらに本学の事例として、経営学部でのキャリア形成支援について触れ、導入の経緯や現在のカリキュラムにおける授業科目、キャリアショップ、インターンシップなどの多様な取り組みが紹介された。

「キャリア形成科目の実践」株式会社NKS能力開発センター 取締役学校教育部長 恵 大介 氏

(株)NKS能力開発センターは、導入時から現在まで、経営学部以外の学部におけるキャリア形成科目の開発、提供をしている。講演では、本学がキャリア形成科目を導入した当時の、全国の大学におけるキャリア形成支援への取り組みの状況や、その中で本学がどのようなコンセプトでキャリア形成科目を正課としてスタートさせたかが報告された。さらに、本学のキャリア形成の柱のである、人間力「5つの力」は、「学士力」や「社会人基礎力」など複数の省庁が、社会に出るにあたって必要としている「力」を集約したものに他ならないことが報告された。本学のキャリア形成科目の最終目標は「アウトカム」の形成であり、常に自分を向上させることができる力を身に付けることである。その力を醸成するためのキャリア形成科目の構成やそれぞれの科目での狙いなどが紹介された。

基調講演

基調講演

〔第二部〕ワークショップ「初年次から始めるキャリア教育」

第二部では、学生、教員、職員が一つのテーブルにつき、第一部の基調講演を聞いた感想、また、それそれの立場から大学におけるキャリア形成支援についての考えや、今後望むことなどについて話あった。普段はあまり得られない貴重な機会であることから、短い時間にも関わらず活発な意見交換がなされた。グループ毎の発表では、学生が発表者になり、「大学がキャリア形成支援を行う目的を初めて知り理解できた、もっとキャリア形成科目のことを多くの学生に知らせるべきではないか」などの意見が出された。更に、「社会経験豊富な大人の失敗談などの現実を知りたい」との要望もあった。

ワークショップ

ワークショップ

全体を通して

学生にとっては、キャリア形成の意味や効果を知ることで自ら進んで自分のキャリアを考えるモチベーションに繋がること、また教員や事務職員にとっては、学生が何を一番望んでいるかを考えていくことが、本当に有効なキャリア形成支援に繋がることに気付く貴重な機会であった。学生、教職員ともこの研修会で得たことを活用し、自らのキャリア形成、今後のキャリア形成支援の仕組み作りに役立ててくことが望まれる。

*第2回FD研修会は2013年12月4日(水)に開催する予定です。詳細はこちら

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