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2011年度神奈川大学第1回FD研修会報告
「FYSの授業実践報告~教員・SA・学生による授業の創造」実施報告

2011.11.2

日時: 2011年11月2日(水)15:00~17:00
場所: 横浜キャンパス1号館804会議室、湘南ひらつかキャンパス11号館第1会議室<TV会議システム>
目的: 2006年度に初年次教育科目「FYS(ファースト・イヤー・セミナー)」が導入され、今年で6年目となった。これまでFYS授業の実践がどのように進められてきたのか、代表的な授業の実践事例を報告するとともに、授業を受講した学生ぷよび授業を支援(サポート)したSA(スチューデント・アシスタント)の意見を交えながら、より良いFYSの授業の創造について協議することを目的とした。

事例報告

〔第一部〕

基調報告「FYSの現状と課題」/FYS・副専攻教育小委員会委員長 斎田 真也

「アンケートからみえてくる現状」としてFYSに対する学生と教員アンケートに基づいてFYSの現状について報告された。大学全体としてのFYSの課題は、FYSのシラバスに盛り込まれた一連のスキルをただ教えるのではなく、本来大学教員が研究者として感じている「学ぶことへの喜び」を伝えることにある。

大学は単なる友人づくり、知識の切り売りの場ではなく、学生が生涯にわたり自分が夢中になれて、喜びを感じられる学びを良友とともに探すのに最も相応しい場である。資料収集、分析を行い、仮説をたてた考察ができる論理的思考力を身につけ、それらをプレゼン(表現)できることがFYSの本来の目的であることが報告された。

事例報告Ⅰ「私のFYS-経済学部のFYS-」/経済学部 岡村 勝義 教授

FYSの目標は全員参加型=「フリーライダーは一人もつくらない」とし、そして「読み+書き+プレゼン」のそれぞれの要素に、学生相互のコミュニケーションと共同作業をすべて組み合わせた授業運営の工夫について報告された。

事例報告Ⅱ「私のFYS-工学部のFYS-」/工学部 櫻井 忠光 教授

工学部物質生命化学科としてのFYSの授業計画とそれに沿った授業内容について事例報告がなされ、FYSを大きく捉えると「大学を知ること」「学科を知ること」そして「自分を知ること」の3つが大切であると報告された。

〔第二部〕

パネルディスカッション 16:10~17:00

  • コーディネーター: 齊藤 隆弘 教授(FD全学委員会副委員長)
  • FYS・副専攻教育小委員会委員長 斎田 真也 教授
  • 授業担当者: 経済学部 岡村 勝義 教授/工学部 櫻井 忠光 教授
  • SA(スチューデント・アシスタント):風見 北斗(経済学部経済学科3年)/石田 陽佑(工学部物質生命化学科4年)
  • 学生: 酒井 直斗(経済学部経済学科1年) / 西 真奈美(工学部物質生命化学科1年)

横浜キャンパスのSA学生

事例報告された二人の教員のFYS授業に参加しているSAと、1年次受講者を交えてパネルディスカッションが行われた。

SAからは、その役割が教員と学生の橋渡しであり、授業中の雰囲気づくりや教員の授業運営についての相談相手になっていることが報告され、一方、1年次受講生からは、FYSが高等学校での「総合学習」に近いイメージであること、FYSで学んだレポート作成やプレゼンテーションのスキルが後期の授業で役立っていることが報告された。

後半は、教員のFYSに臨む心構えとして、FYS授業マニュアルは学修内容が担当教員によって大きく異なることのないよう配慮するためのものであり、指導内容を拘束するものではないこと、授業形態等の具体的実施方法については、担当教員の裁量に任せられていることを確認した。全員が授業に参加できるよう創意工夫を重ね、上手に褒めながら学生の学修意欲を削ぐことのないよう配慮しながら、授業を進めることが大切であるとの協議が深められた。

横浜キャンパスのSA学生

湘南ひらつかキャンパスSA学生

*詳細は、NEWS LETTER No.4をご覧ください。

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