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人と向き合い、会社全体を見渡す。システム部門はこんなに面白い。田中 恭介さん/日本発条株式会社/山形県出身

人と向き合い、会社全体を見渡す。システム部門はこんなに面白い。田中 恭介さん/日本発条株式会社/山形県出身

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丁寧な対話を積み重ねて、ビジネス環境を改善していく。

就職活動の際、自動車やモノづくりに興味があった私は、漠然と自動車業界に関心を持っていました。そんなとき水泳部の先輩を紹介してもらい、訪問した先が、今の勤務先の情報システム部でした。そのときに聞いたひと言で、システム部門の印象がガラリと変わったんです。「ずっとパソコンに向かっているイメージがあるかもしれないけど、人と話をすることで新しい提案を生み、ビジネス環境を改善するのが僕らの仕事なんだよ」。人と人とのつながりを大切にしながら仕事をしたいと思っていた私の胸に深く響きました。「ここで働きたい!」と心を決め、念願叶った現在は、先輩の言葉通り、多くの人とさまざまな話を重ねながら業務を進める毎日です。
当社では、国内・海外のグループ会社を含めたシステムの維持・管理をすべて社内で行います。現在はグループ会社のシステムを、本社に統合するシステム更新プロジェクトが進行中。「仕様や設定を決める」「開発する」「テスト環境で調整を行う」と各段階で行うべきことは多岐にわたりますが、どの工程でもカギを握るのは、現場で働く人とのコミュニケーションです。私は九州のグループ会社を担当しており、メールや電話だけに頼らず直接対面して話し合うようにしているので、多いときは九州と横浜を1カ月に2〜3往復しています。
システム開発のポイントは、現場の要望を的確にヒアリングすること。それにはまず現場担当者に新しいシステムの仕組みを知ってもらうことが近道になります。そのため、説明をするときは図を描いたり、仮のシステムで実演したり、相手の理解度に応じて伝え方を工夫しています。そうして把握した課題をシステムに反映し、対応が難しいものは代替案で調整します。あるとき、現在のデータ分析の手順について「手作業の負担が大きく、ミスも起きやすいから困っている」というヒアリング内容から、新システムでは自動で分析結果を出せるよう調整したことがありました。実演した際「これで仕事がしやすくなるよ!」と皆さんが目を輝かせているのを見て、何ものにも代えがたい喜びを感じました。プロジェクトが進むにつれて「ここで働く方のために、最善のシステムをつくりたい」という使命感も強くなるもの。現場の方の反応が、私のモチベーションの源です。

あらゆる部門に関わり、すべてを俯瞰できる仕事。

システム部門の醍醐味は会社全体を見渡せること。業務における時間の捉え方は扱う商品によって異なります。例えば自動車部品の場合、製品自体が大きい自動車は、親会社が在庫を持てばそれだけ倉庫などの保管コストがかかるため、必要な分を必要なときに生産する方式が主流です。だから、部品も分単位でタイムリーな納品が求められます。そうした構造を、データを見るだけで把握できるのがシステム部門。これほどビジネス環境を変革できる可能性に満ちた部署は他にないのではないでしょうか。
今後はどんな分野にも対応できる柔軟性と知識を身につけ、会社のために活躍できる人材に成長していきたいと思っています。

※内容はすべて取材当時のものです。

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