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課題を見つけて解決策を探す。研究と仕事は全く同じです。/理学部 情報科学科から開発者へ。矢頭 岳人さん/ホーチキ株式会社 ソフトウェア開発部 勤務/神奈川県出身

課題を見つけて解決策を探す。研究と仕事は全く同じです。/理学部 情報科学科から開発者へ。矢頭 岳人さん/ホーチキ株式会社 ソフトウェア開発部 勤務/神奈川県出身

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新機能や新技術ではなく、人の命や安心のための開発を。

今、私はオフィスビルや商業施設などに設置されている火災報知器を制御するソフトウェア開発を行っています。作っているのは、人の命に関わるもの。「ショッピングモールで火災があった時、自分たちの製品が自分の家族を守れるのか」といったことを肝に銘じながら、責任と使命感をもって開発に取り組めている実感があります。
例えば家電メーカーなどでは「新機能や新技術をいかに製品に盛り込むか」という試行錯誤をされていると思うのですが、私はそのような開発にあまり興味が向かないみたいです。理系だとスペックにこだわる人も多いですが、私は新しい技術や機能も「それ本当に必要なのかな」と思ってしまうタイプ。仕事を決める時も、便利さや世の中の発展とは違う軸の開発がしたいと考えていました。なので、最初に入社したアミューズメント機器の会社では「人を楽しませるため」、そして今は「人に安心を与えるため」の製品開発に携わらせていただいています。

没頭したり夢中になったりしたことが自分の道を作っていった。

大学時代は研究に没頭する日々。特に大学院生になってからは研究室で徹夜することも多く「大学で暮らしている人がいる」と噂になったくらい(笑)。研究というのは、自分で取り組むべき課題を見つけてどう解決するかを考えることですが、それは仕事もまったく一緒。だから大学時代に研究をがんばっていた人は社会に出ても活躍しているなぁと、周りを見ても感じます。
最初から大学院にいくと決めていたわけではありません。転機になったのは3年生のときに参加したベンチャー企業でのインターンシップ。というか、インターンシップが終わってからも、アルバイトとしてその企業でソフトウェア開発をさせていただいたのですが、それがとにかく楽しくて。大学で学んだ内容を実践することができたし、学費も稼ぐことができた。夢中で取り組むうちにもっと勉強したいと思うようになり、大学院に進む決意をしたんです。そして大学院で研究したことは、今の仕事に生かされている。そう思うと、その時その時面白いと思ってやったことが今につながっていますね。行動するからこそ色々な巡り合わせにも出会えるので、学生時代は興味があることにどんどん首を突っ込んだ方がいい。その中で自分が没頭できるものをぜひ見つけてほしいです。

※内容はすべて取材当時のものです。

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