全日本大学野球選手権大会
第53回 全日本大学野球選手権大会
結果速報

6月11日(金) VS 日本大学
  1 2 3 4 5 6 7 8 9
神 大 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
日 大 0 0 0 0 0 0 0 1 × 1

全勝チーム同士、エース同士の壮絶な投手戦
                     伝統と誇りを未来に

試合の様子1逆転勝利で初戦を突破した神奈川大学は6月11日、日本大学と対戦。春季リーグ全勝優勝同士の一戦は両チームの投手に注目が集まる二回戦屈指の好カードである。3塁側スタンドにはOB・OGそして学生、教職員が心をひとつにして選手に熱い声援を送った。

試合の様子2試合は戦前の予想を上回る両エースの素晴らしい投手戦となる。神大は序盤、積極的な打撃を試みるが打ち崩すことができない。一方の荻野は低目に集める丁寧な投球でこちらも譲らない。4回先頭打者に安打を許すも一回戦同様、牽制でアウトを取るなど冷静な投球を見せた。序盤を終えて、両チーム無得点と優勝候補相手に互角の試合を展開する。

試合の様子3神大は後半に走者を出し、必死の粘りを見せるが野手の正面を突くなど、ドラフト候補の相手投手からあと一本の安打が出ない。そして8回先頭打者に「1球だけ甘くなってしまった」と荻野が悔やんだ2球目を左翼席に本塁打を打たれ先制点を許してしまう。9回藤田がこの試合3回目の出塁をするが、後続が打ち取られ、残念ながら一矢を報いることができず、惜しくも三回戦進出はならなかった。

試合の様子4
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試合後、中田監督は「勝負所で良い投球をされた。」と残念な面持ちであったが「悔しいだろうけど、よくやってくれた。」と選手をねぎらい、選手達は口を揃えて「悔しい。更に努力をしていきたい。」と胸を詰まらせながら語ってくれた。また、荻野投手は悔しさを滲ませながらも冷静に「まだ進歩できる」と目標を見据えていた。スパイクの先が捲れるほどの壮絶な試合だったが、選手は大きな自信を胸に秋季リーグを戦ってくれるだろう。
球場に駈け付けていただいた方々、そして硬式野球部を応援してくださった全国の皆様、熱い声援、本当にありがとうございました。
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インタビュー
田上 繁 部長
  リーグ戦、選手権とここまで戦った選手に感謝します。監督や選手、スタッフはコミュニケーションを大切にしてきました。仲間を信頼して戦いましたが、硬式野球部は他チームに決して力負けしないチームに成長してくれました。この大会で足りない所はしっかり見極めて次へのステップアップに繋げていきたいと思います。そして野球部の伝統と誇りを秋季リーグ、そして来年に繋げていきたいです。今日が新しい歴史の始まりです。
中田光一 監督
  悔しいが選手はよく戦ってくれた。先制点を取れば流れを掴むことができたが、攻略する所まで行かなかった。先制点を与えてしまったことが課題であり、投手・打者のレベルアップもこれから必要となる。主将中心にチーム全体がまとまってきている。また荻野中心に守備が安定してきた。下級生の選手がもっともっと出てきてほしい。そして自分達で考える野球ができれば、もっと強くなれる。
<10> 浦瀬 彰太 主将
今まで一生懸命やってきた選手みんなに感謝したい。全国レベルの戦いができたのでよかったです。また秋季リーグに向けて一つひとつ積み重ねていきたい。
<18> 荻野 忠寛 投手
一戦一戦、気持ちで投げてきました。どちらが勝つにしても1-0であると考えていたので先制点を与えてしまったのは課題です。秋季リーグに向けて配球に力をつけていきたいです。そして全力で最大限の努力をして望みたいと思います。


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6月 8日(火) VS 松阪大学
  1 2 3 4 5 6 7 8 9
松阪大 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1
神 大 0 0 0 0 0 2 2 0 × 4
緊迫した開幕戦 逆転勝利で初戦突破

試合の様子1第53回全日本大学野球選手権が6月8日神宮球場で開幕。1994年以来10年振り22度目の出場となる神奈川大学は開幕戦で松阪大学と対戦した。

神大先発・荻野は初回、走者を許すが牽制球でアウトを取るなどマウンド上で落ち着いた表情を見せる。3回に相手中軸の連打からスクイズで先制点を許したが、積極的に振ってくる打線に対してMAX140kmの速球を武器に快心の当たりを許さず、要所で三振を奪うなど安定した投球を見せる。守備陣も齊藤や多田の好守備でエースを盛り立てた。

試合の様子2試合開始直後から大学から学生が駈けつけると三塁側スタンドは徐々に活気と一体感が出てきた。すると序盤に抑えられていた打線が繋がりを見せる。6回北村がこの試合2本目の安打で出塁すると、「無心だった」という5番藤田が中前適時打で同点に追い付くと、6番後藤が「打つ瞬間、二遊間の野手が動いたので狙った」という思惑通りの中前適時打で逆転に成功。続く7回には四球と相手失策で得た好機に「集中していた。喰らいつくことだけを考えた。」という藤田のレフト頭上を越える2打席連続適時打で2点を追加した神大が4-1とリードを広げた。

試合の様子3荻野は「打たせて取る投球をした」というように低目に集めて外野に打球が飛ばない投球を見せる。中盤以降もスタミナが落ちず相手を最少失点に抑えた荻野はエースの貫禄を見せる完投勝利で神大は初戦を突破。選手権では1992年以来の勝利を挙げた。

開幕戦で選手や球場は緊張感に包まれていたが、終盤の好機を得点に結びつけた神大が逆転勝利。接戦であったがリーグ戦同様、繋ぐ打線に機動力が加わるなど、攻守に神大の良さが出た試合であった。2回戦は11日第1試合で日本大学との対戦です。神宮球場で今日以上の応援を宜しくお願いします。
試合の様子4試合の様子5試合の様子6
選手インタビュー
<9> 藤田一誠 外野手
  開幕戦で緊張はしましたが落ち着いていました。チームに貢献することを第一に考えているので自分にとって良い試合でした。自分達のやるべきことをやれば次回以降も勝てると思う。接戦になると思うが、荻野もいるので、好機の打席では頑張りたい。
<4> 後藤喜多郎 内野手
  タイミングが合っていなかったので「打ってやろう」の一身で打席に入ったが、野手の動きが見えるほど落ち着いていた。開幕戦で調整が難しかったが、いつか好機が来ると信じていたので、チームに力と勢いが与えられて良かったです。2回戦は那須野投手との対戦が楽しみ。同じ大学生なので自分でじっくり考えて望みます。
<26>増渕宏樹 捕手
チームの雰囲気は良く、しっかりしていた。荻野は走者を出しても要所でしっかり抑えてくれた。次の試合は相手にぶつかって行くだけです。

2004年6月11日(金曜日)
第二試合 09:00~ 神奈川大学 VS 日本大学
会場 明治神宮野球場
最寄駅 JR総武線「信濃町」下車12分・「千駄ヶ谷」下車14分
東京メトロ銀座線「外苑前」下車5分
都営地下鉄大江戸線「国立競技場」下車10分


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